...「晩にや女房のおまんまが食える」などというので...
石川欣一 「山を思う」
...御万人(おまんちよ)の為(ため)に...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...何か詞をさがしてくれなきやおまんまを喰べに出かけられないぢやないか...
小穴隆一 「二つの繪」
...おまんの前と云うのが即ちその女で...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...―――今朝は僕がおまんまを炊(た)いてあげようか」「そう? 昨日あたしが炊いたんだから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...」「二十銭でよろしおまんのか...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...おまんまあ食う時...
中里介山 「大菩薩峠」
...少(すこ)し芋(いも)足(た)して暖(あつた)め返(けえ)したんだ」「おまんまは冷(つめ)たかねえけ」「それから雜炊(おぢや)でも拵(こせ)えべと思(おも)つてたのよ」お品(しな)は熱(あつ)い物(もの)なら身體(からだ)が暖(あたゝ)まるだらうと思(おも)ひながら...
長塚節 「土」
...おまんまつぶを持っていってやった...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...「お婆あはん、暑うおまんなあ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「でも御飯(おまんま)は食べさせてくれるんでしょ」もういっぺん訊ねてみた...
正岡容 「寄席」
...御機嫌がわるおまんねぜ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...えらいお久しおまんな...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...お久しうおまんな...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...おまんが井や阿満が池の伝説は出て来なかったろうと思います...
柳田國男 「日本の伝説」
...お豊は「あたしのおかげでやっとおまんまにありついている」と罵った...
山本周五郎 「花も刀も」
...後にやがて子が太閤(たいこう)となったときは大政所(おおまんどころ)とあがめられたひとである...
吉川英治 「新書太閤記」
...大政所(おおまんどころ)の称位を請(こ)い...
吉川英治 「新書太閤記」
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