...そしてお鳥におぼれる心は直ちにそれが新發展を求める心持ちであることを知つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「母がそのつれ添ひを無視してまで子供の愛におぼれるのを...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一刻でも水におぼれる時をおくらそうとした...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...わたしの手を わたしの足をそして夢におぼれるわたしの心をみづいろの ひかりのなかに覚(さ)まさせる風よ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...」おぼれる者のワラ...
太宰治 「グッド・バイ」
...彼がおぼれるのをながめていた……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いっしょにおぼれるだけのことです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...友のおぼれるのを見る人――もしその死んでゆく者たちを救い得ない場合には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おぼれる者のようにあたりをかき回し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あるいはおぼれるのもかまわずに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おぼれる者はわらをもつかむというあわて方で...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...それをおぼれる者が...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...でも恋におぼれると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...もじゃもじゃの鳥の子のおぼれるのを助(たす)けたんです」とホモイが言(い)いました...
宮沢賢治 「貝の火」
...いいかね? しいて、とめようとすれば、おぼれる...
三好十郎 「その人を知らず」
...こんなふうに家じゅうの人が悲しみにおぼれることもないでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...肉体は食卓の前に坐らせながら精神は雲の上に遊ばせよなどと命じられるのは! わたしは精神が食卓に釘づけにされ・そこにおぼれる・ことは欲しないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...情におぼれるときではない...
山本周五郎 「日本婦道記」
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