...鯛(たひ)も鰹(かつを)も尾鰭(おびれ)をふるうて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...竹柏(なぎ)の老木は寢おびれて夢さわがしく息づきぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...――娘のひとり寢おびれてかつしづまりぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...寢(ね)おびれの夢(ゆめ)さわがしく息(いき)づきぬ...
薄田淳介 「白羊宮」
...いまに尾鰭(おびれ)で一つあおられると...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...脊柱(せきちゅう)がずっと尾鰭(おびれ)の真中をつき抜けて伸び出ていることである...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...子供が寝おびれて何か言っている声があちこちにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若君が寝おびれて泣く声に目がさめた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ゆったりと尾鰭(おびれ)を動かしていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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