...また影法師なぞにおびえまいぞ...
芥川龍之介 「偸盗」
...少年らしく自然の威力の前におびえる経験も...
安倍能成 「初旅の残像」
...豪雨の音聲におびえて居たのだから...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...それにおびえてだれも返事をする者がない...
海野十三 「怪星ガン」
...泣く力さえなくおびえ切っていた男の子も...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...おびえた声でした...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...おびえた目をする...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...まるでおびえたような顔をして...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...陸地におれば絶えず余震におびえていたのが...
高浜虚子 「丸の内」
...意地わるい表情におびえるのだ...
太宰治 「正義と微笑」
...相当おびえきっていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...女よりも弱々しく小児よりもおびえて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人心極度におびえているところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...おびえたような顔で...
久生十蘭 「キャラコさん」
...それはカピをおびえさせたほどの高い口ぶえをふいた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...非常におびえていた花散里をいろいろと慰めてから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どの人と交渉の生じた場合にも一度ずつはどうなることかと不安におびえたふうが見えたと院は回顧あそばされて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...市助は怖れおびえて...
柳田国男 「山の人生」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??