...こうなると話にも尾鰭(おひれ)がついて...
芥川龍之介 「竜」
...尾鰭(おひれ)をつけることがうまいですからね」渡瀬さんはこだわりなさそうに笑ったが...
有島武郎 「星座」
...尾鰭(おひれ)をつけることがうまいですからね」といった...
有島武郎 「星座」
...やはり尾鰭(おひれ)のような形をしていた...
海野十三 「海底都市」
...運転手も車掌ものっていなかったという尾鰭(おひれ)がついた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...嘘(うそ)に尾鰭(おひれ)を付けて...
太宰治 「女の決闘」
...大袈裟(おおげさ)な尾鰭(おひれ)をつけて普(あまね)く知れ渡(わた)っていたのである...
中島敦 「弟子」
...尤(もっと)もらしい尾鰭(おひれ)を加えたにしても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...コン吉もその尾鰭(おひれ)につき...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...こういうときには針ほどのことにも尾鰭(おひれ)がつくもんだから...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...勝手な尾鰭(おひれ)を附添(つきそ)えたかのごとく解することは...
柳田国男 「山の人生」
...舟仙がいやならまた金魚の尾鰭(おひれ)でも切ってやるさ...
山本周五郎 「桑の木物語」
...尾鰭(おひれ)がついて思わぬ禍を遺すものだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ひろがるほど尾鰭(おひれ)がつくが...
吉川英治 「江戸三国志」
...それにもっと尾鰭(おひれ)をつけて...
吉川英治 「三国志」
...せつな、一(ひと)しお頭が下がって、町と道のつづく限りつづいている土下坐の人影は、靡(なび)くがごとく、なおひれ伏した...
吉川英治 「新書太閤記」
...あれば俗説の尾鰭(おひれ)か編者の史眼の混濁(こんだく)である...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...なおひれ伏していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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