...それが良人の十八番(おはこ)だった...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...ひるがおはこたえました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...此男然しが十八番(おはこ)だ...
石川啄木 「雲は天才である」
...あの時そら貴方の前に「むべ山」があつたでせう? あれが私の十八番(おはこ)ですの...
石川啄木 「鳥影」
...直ぐに御歩行(おはこび)かと思うと...
泉鏡花 「婦系図」
...(この「あのね」は高勢某のおはこの...
高見順 「如何なる星の下に」
...「なんだね、なにを云うかと思や」「いや、いかん、それは云うものじゃねえぞ」「なにも、べつに云やしないじゃないか」「いや、いかんぞ、そいつは、いいか」「だって、なにも云やしないじゃないの」「云わなけりゃいいが、云うなよ、いいか、頼むぞ」「判ったよ」「いいか、それじゃ云うのじゃねえぜ、人の嫌がることを云ったり、したりするものは、ろくなことはない、雷さんの悪口を云ってて、天気もわるくないのに、雷さまが落っこちたと云うからな」「また、おはこかい、ばかばかしい」外出のことを思いだして、「奥さまがお待ちかねだ、ゆるゆるしちゃいられないよ」「それじゃ、山田さんか」「どこでもいいじゃないか」お鶴の方を見て、「それじゃ、お鶴往ってくるからね、ついすると遅くなるかも判らないよ」お鶴は起(た)って衣服(きもの)を被(き)かえていた...
田中貢太郎 「春心」
...彼の十八番(おはこ)は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お前がおはこの歌を書いてあらあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...おはこびの願ひましたきよしをお近のもとまで申おくりける...
樋口一葉 「花ごもり」
...その下戸の種田君に追分と云ふおはこがあつた...
平出修 「二黒の巳」
...十八番(おはこ)とは知りませんでした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...おはこが出た……」峯子はおだやかな非難をこめて...
「今朝の雪」
...今日はまたこんなところへおはこびを願いまして――」そんなふうに挨拶していると...
山本周五郎 「落ち梅記」
...「われながらこの声にはうんざりしているんだ」「あんたのおはこだよ...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...すぐその日から何万両の長者様だ」「また十八番(おはこ)が出た...
吉川英治 「江戸三国志」
...純友の十八番(おはこ)なのだ...
吉川英治 「平の将門」
...めずらしい事に大観さんがおはこの“谷中鶯(やなかうぐいす)”などを唄い出したものである...
吉川英治 「落日の荘厳に似る」
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