...歓ぶと同時に恐れおののきながら...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...わが唯一のおののき考えてみると...
太宰治 「碧眼托鉢」
...幸福のおののきに総身(そうみ)が震(ふる)えるのだった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...我々の剣幕にあからさまに恐れおののき...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...熱狂的な激昂(げっこう)や平静の欠乏や不安なおののきなどに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...新しい生命のおののきが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かすかにおののきながら低い声で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恐れおののき、繰り返しました...
西尾正 「墓場」
...あるかるいおののき...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...おせんは全身のおののきにおそわれ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...はい……」娘は小鳩のようなおののきを見せて...
吉川英治 「江戸三国志」
...疑惑とおののきを歯の根にかみしめて...
吉川英治 「江戸三国志」
...初めは怖れおののきました...
吉川英治 「江戸三国志」
...ふかい睫毛(まつげ)をふせておののきながら曹操の心を疑っている...
吉川英治 「三国志」
...凌雲(りょううん)の気 堂々の男誰とかなす押牢(おうろう)の蔡福(さいふく)なれ青鸞(せいらん)の帯無角(むかく)の頭巾(ずきん)歩むところ 草木おののき声きけば哭(な)く子もやむ名(つ)けたりな そのアダ名も鉄臂膊(てっぴはく)とはこれは兄の方だが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼らの兇暴な腕力の下(もと)に体を与えてなんの惜しみもおののきもない容子(ようす)なのである...
吉川英治 「親鸞」
...「なんじゃ兵庫! おお、益田藤兵衛! そちの面色(めんしょく)もただではないぞ」廊下に立って、重喜が声を励ますと、中村兵庫、おののきながら、急変を知らせた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...白い頸(うなじ)のおののきを...
吉川英治 「宮本武蔵」
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