...兩膝そゞろおののきて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」の信号も彼女の顔面筋肉の僅なおののきに過ぎなくなり...
豊島与志雄 「書かれざる作品」
...拳銃をもってる手がわなわなとおののき...
豊島与志雄 「椎の木」
...海のおののき見えたりき……――神曲...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...熱狂的な激昂(げっこう)や平静の欠乏や不安なおののきなどに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...新しい生命のおののきが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...心痛な焦慮に少しおののきながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かすかなおののき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...恐れおののき、繰り返しました...
西尾正 「墓場」
...若しや――」お園の唇は恐怖の予感におののきました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...怖ろしいような感激におののき出した...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...二人のまさに触れ合おうとしている心の戦慄(おののき)のようなものの感ぜられる此の瞬間を...
堀辰雄 「菜穂子」
...バラドスが急に怖れおののき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...あのひそやかな法悦のおののきである――彼は決してこの感じを失うことはあるまい...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...がたがたとおののきながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ブルブルとおののきながら現われた...
夢野久作 「斬られたさに」
...満場におののき渡った...
夢野久作 「二重心臓」
...悲憤のあまり彼の鬢髪(びんぱつ)はそそけ立って燈影(ほかげ)におののき慄(ふる)えていた...
吉川英治 「三国志」
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