...誰に逢っても、おどおどする...
太宰治 「新ハムレット」
...おどおどするばかりです...
太宰治 「新ハムレット」
...俊雄君と顔を合せると、しどろもどろになるし、鈴岡氏に対しては、おどおどするし、僕は、下谷の家へ行くと、だめになるのだ...
太宰治 「正義と微笑」
...ほかのことにはつよいが僕たちにだけおどおどするのだ...
太宰治 「道化の華」
...こうしてやりたい……(拳固(げんこ)でおどす)アーニャ (ワーリャを抱いて...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...195さながら我を怯として手をあげおどすこと勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の子息ら息女らを暴びの言におどすこと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お作の心はますますおどおどする...
徳田秋声 「新世帯」
...おどおどするような萎縮した気持に追い立てられてしまう...
中島敦 「虎狩」
...寄こさんけりや舟をかんぶらすぞといふんだつておどすんだ...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...おどおどする娘は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おどおどするやうなぎこちなさが感ぜられた...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...せきはとめたし落し口は切ったし田のなかへはまだ入られないしどうすることもできずだまってあのぼしょぼしょしたりまたおどすように強くなったりする雨の音を聞いていなければならないのだ...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...あの方の奥様のお父様の右大臣の所からおどすようなことを言ってまいりましたのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右近が姫君をおどすために話した内舎人という者が山荘へ現われて来た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...戦い近づけりと我らをおどす...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...相手をおどすようなことは...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
...いやな恐怖におどおどするのが...
吉川英治 「江戸三国志」
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