...ペルシャ猫が一匹おどおどして侵入者を見てゐました...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...おどおどしていなければならないのです...
江戸川乱歩 「大金塊」
...少年「誰だ!」山彦「誰だ!」少女おどおどと少年に寄添う...
竹久夢二 「春」
...おどおどしながら申し出たのを可愛く思い...
太宰治 「グッド・バイ」
...おどおどした兩の小さい眼を被ひかくすほどもじやもじや繁茂してゐやがる...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...たいへんおどおどした...
太宰治 「八十八夜」
...まさしくおどおどしながらその怪俄について話した...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...また末の秋のおどおどした...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...昨日の朝から何も食べてないんです」おどおどとネロは言いました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...おどおどするお関...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おどおどしているのを見ると...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...」アメリア嬢は、へまな口を辷(すべ)らしたと思って、おどおどと、「そ、そりゃアそうですけど...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...僕はおどおどしながら窒息するばかりの窮屈な状態をつづけてゐた...
原民喜 「災厄の日」
...おどおどしながら話した身の上話をきいて...
平林初之輔 「秘密」
...眼にはおどおどした表情が隠れている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...その子のおどおどした視界を出てやることであった...
本庄陸男 「石狩川」
...恟々(おどおど)と...
吉川英治 「茶漬三略」
...おどおどとした、口数の少ない、無気力な男になってしまったのです...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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