...姉のおとろえようは驚くばかり...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...花前は近(ちか)ごろ元気がおとろえたようだという...
伊藤左千夫 「箸」
...しかも増水のいきおいはおとろえを見せず水位はぐんぐんあがってくる...
海野十三 「海底都市」
...このやせおとろえた老人が...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...やせおとろえた顔は...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...あのやせおとろえた老婆だとしっては...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...おとろえる一方のおじいさんです...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...昔より力がおとろえたのです...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...老いて心のおとろえた親の無理を...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...瘠せおとろえて往った...
林不忘 「あの顔」
...ひどく蒼ざめた色が痩(や)せおとろえた指にひろがり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...その痩(や)せおとろえた体じゅうには...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...やせおとろえた黒ずんだ死体の中に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...半太夫は春さきから食欲がおとろえていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...三都ともにその風(ふう)おとろえ...
吉川英治 「江戸三国志」
...廉子も今なお少しのおとろえもみせぬその人に...
吉川英治 「私本太平記」
...自分の肉体のおとろえなどは...
吉川英治 「親鸞」
...見るかげもなく痩せおとろえて旅から帰ってきたばかりであったし...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索