...その中の一羽(いちわ)は翼(つばさ)の力がおとろえて...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...やはり視力はおとろえていた...
海野十三 「海底大陸」
...しかも増水のいきおいはおとろえを見せず水位はぐんぐんあがってくる...
海野十三 「海底都市」
...いきおいもついにおとろえたか...
海野十三 「怪塔王」
...その上、乗組員の士気が、おとろえたので、どうすることもできなかった...
海野十三 「太平洋魔城」
...まっ青なやせおとろえた老人の顔がのぞいています...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...このやせおとろえた老人が...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...あまりにも瘠せおとろえたこの老婆のほうです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...見ている間に痩せおとろえ精神まで異常に衰弱していった...
田中英光 「さようなら」
...老いて心のおとろえた親の無理を...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...夜があけてもおとろえずに...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その痩(や)せおとろえた体じゅうには...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...一段と早くおとろえさせる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...病みおとろえた治子と...
三好十郎 「その人を知らず」
...おとろえを見せている...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...たぶんわたしはそう考えるほどにおとろえもしまいし自分の国に執着もしないであろうと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...視力がややおとろえたのを除けば壮者をしのぐ健康をもっていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...見るかげもなく痩せおとろえて旅から帰ってきたばかりであったし...
吉川英治 「親鸞」
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