...武雄様がお跡をおとりになる...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...すぐに出発の用意におとりかかりになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...いけどっておいておとりにしたら...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...「おとりいたしましょう」外套はそのままするりと脱がされてしまった...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...えちぜんの朝倉どのゝ領分へおとりかけなされたのでござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...さま/″\におとりなしあそばされましたが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...大鷲神社(おおとりじんじゃ)の傍(そば)の田甫の白鷺が...
永井荷風 「里の今昔」
...「松さんはよいものをおとり...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...目白(めじろ)をおとりにして木立に小鳥籠が幾個(いくつ)かかけてあった...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...おとりを使うんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...おとり膳で仲よく食ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「一人ゐて焦(こが)るる胸の苦しきに思ひ余れる焔(ほのほ)とぞ見しあまりに露骨な態度をおとりになりますから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...むしろ哲学の単純な論説をおとり下さい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おとりなし下さらぬか」「わしは帰る」と外記は座を立った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...両軍とも戦いによき手がかりもないところ――これは絶好の囮(おとり)と...
吉川英治 「三国志」
...お館におとり混みがござるので」「ほ」吉次は...
吉川英治 「親鸞」
...いわば親孝行を囮(おとり)に遊ばして...
吉川英治 「日本名婦伝」
...そいつを囮(おとり)に...
吉川英治 「野槌の百」
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