...衆徳(しゅうとく)備り給う処女(おとめ)マリヤに御受胎(ごじゅたい)を告げに来た天使のことを...
芥川龍之介 「おしの」
...これは海おとめの身にすると...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...乙女(おとめ)よ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...おとめしてもよろしゅうございます...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...いつか心の清いおとめが...
ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 楠山正雄訳 「ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)」
...憐れなる少女(おとめ)の亡骸(なきがら)を舟に運ぶ...
夏目漱石 「薤露行」
...「美しき水車小屋の乙女(おとめ)」は...
野村胡堂 「楽聖物語」
...木曽(きそ)の御留山(おとめやま)を伐(き)り出して巨万の暴富を積みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...乙女(おとめ)の息のようないい匂いのする薬を...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...美しい青年と処女(おとめ)とを眺めているように思われた...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...相手にしていておもしろい少女(おとめ)であったのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いかに武芸をひとわたりは心得たとて……この血腥(ちなまぐさ)い世の中に……ただの女の一人身で……ただの少女(おとめ)の一人身で……夜をもいとわず一人身で……」思えば憎いようで...
山田美妙 「武蔵野」
...わたくしもできるならおとめ申すのが本当だと存じます」「案というのはそれだけかね」「もう一つあります」大助はつづけて云った...
山本周五郎 「新潮記」
...清純な処女美(おとめび)は増しているようにすら彼には見える...
吉川英治 「篝火の女」
...美しいおとめの前では...
吉川英治 「新書太閤記」
...それが年端(としは)もゆかぬおとめの身で...
吉川英治 「新書太閤記」
...裏切られた処女(おとめ)ごころは痛み傷ついていることを...
吉川英治 「宮本武蔵」
...日本古来の神話的・お伽噺的形象の上にシナの神仙譚の影響を受けたらしい「仙女」(常世(とこよ)の天少女(あまつおとめ))への憧憬は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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