...永久(とこしえ)に神の清き愛児(まなご)たるべき処女(おとめ)よ...
有島武郎 「クララの出家」
...しかし更に皇后となさるべき孃子(おとめ)をお求めになつた時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...実の母かのように慕いよられたこのおとめの手をとって...
「草藪」
...おとめしてもよろしゅうございます...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...きよき處女(おとめ)にめぐしみどりご今日生(あ)れましぬ...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...何も知らぬ処女(おとめ)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...おもほゆるかもと長良(ながら)の乙女(おとめ)の歌を...
夏目漱石 「草枕」
...処女(おとめ)心のおののきを感じたことを...
野村胡堂 「江戸の火術」
...爺やが殺された――綾子の後悔綾子は名匠の刻んだ「悲しみの塑像(そぞう)」のような乙女(おとめ)でした...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...一つは湯屋の娘おとめちゃんで...
牧逸馬 「舞馬」
...花のおとめたちにかこまれて虹色のライトを縦横に浴び...
正岡容 「わが寄席青春録」
...そのお姿を不思議にお目におとめになりましたのでございますね」こう語った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...駿河の無量寺(むりょうじ)の早乙女(さおとめ)の弥陀(みだ)だの...
柳田國男 「日本の伝説」
...そして(少女(おとめ)の手弱(たよわ)に似ず)腕首が大層太く...
山田美妙 「武蔵野」
...すべてを見失った十六のおとめは...
吉川英治 「私本太平記」
...八の百合花(ゆり)そのままな乙女(おとめ)たちばかりである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...盲目的に思う方へ走ろうとするこの青春の処女(おとめ)には...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そういう処女(おとめ)らしい情操では...
吉川英治 「宮本武蔵」
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