...おとぎ話のなかの魔法使(まほうつか)いとおなじになれるんだ...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...今度の着想などは全くおとぎ話ですよ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...ただおとぎ話の夢の国の光景のようなものになってしまうだけである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...この劇の当初からかかっていた刺繍(ししゅう)のおとぎ話の騎士の絵のできあがったのを広げてそうして魔女のような老嬢の笑いを笑う...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...あらゆるおとぎ話がそうである...
寺田寅彦 「科学と文学」
...おとぎ話はおとぎ話でよいのである...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...おとぎ話は物理学の教科書と同じく石が上から下へ落ちるという事実を教える...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...おとぎ話に下手(へた)な評注を加えるのはほとんどこれに類した滑稽に堕しうる可能性がある...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...おとぎ話も植物の標本もわれわれに教うるものは人間と自然との事実である...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...夢のようなおとぎ話の世界が残っているという気がするのである...
寺田寅彦 「夏」
...西洋のおとぎ話に「ゾッとする」とはどんな事か知りたいというばか者があってわざわざ化け物屋敷へ探険に出かける話があるが...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...トルストイのおとぎ話に牛乳の白色という観念を盲者に理解させようとしてむだ骨折りをする話がある...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...いずれもおとぎ話の人間だということになっている始末だから……...
野村胡堂 「平次放談」
...――リチャード3せいフリーダちゃんおとぎ話が 大すきだけど...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...作家のフィリックス氏は幼いネリーに途方もない壮大なおとぎ話をして楽しませている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...おとぎ話のようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...おとぎ話のようです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...これはおとぎ話の国であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??