...この劇の当初からかかっていた刺繍(ししゅう)のおとぎ話の騎士の絵のできあがったのを広げてそうして魔女のような老嬢の笑いを笑う...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...なんとなくおとぎ話を思わせるような幻想的な雰囲気(ふんいき)に包まれる...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...おとぎ話というものは...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...おとぎ話はおとぎ話でよいのである...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...おとぎ話に下手(へた)な評注を加えるのはほとんどこれに類した滑稽に堕しうる可能性がある...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...おとぎ話も植物の標本もわれわれに教うるものは人間と自然との事実である...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...もしもこれらのおとぎ話を...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...私にはただなんとなくそれがおとぎ話にあるようなさびしい山中の妖精(ようせい)の舞踊を思い出させた...
寺田寅彦 「田園雑感」
...「漢楚軍談(かんそぐんだん)」「三国志(さんごくし)」「真田三代記(さなださんだいき)」の愛読者であったところの明治二十年ごろの田舎(いなか)の子供にこのライネケフックスのおとぎ話はけだし天啓の稲妻であった...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...たとえばおとぎ話の王女のようなベコニアと並べて見た時には...
寺田寅彦 「病室の花」
...トルストイのおとぎ話に牛乳の白色という観念を盲者に理解させようとしてむだ骨折りをする話がある...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...いずれもおとぎ話の人間だということになっている始末だから……...
野村胡堂 「平次放談」
...おとぎ話のようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...おとぎ話のようです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...まるでおとぎ話です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...これはおとぎ話の国であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...兎と亀その他いわゆるおとぎ話は...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...いわゆるおとぎ話...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
便利!手書き漢字入力検索