...このまめまめしい心よしの友だちがあたたかい南国へ羽をのして行くすがたのなごりも王子は見る事もおできなさらず...
有島武郎 「燕と王子」
...おできも傷もなかったようですわ...
海野十三 「電気看板の神経」
...全身におできだらけの乞食に化けて...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...そのおできから出た血なのでした...
太宰治 「人間失格」
...まぶたの上のおできのあとがひっつれているからだ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...カラザズさんはどうしてあんな人物に我慢おできなのでしょう...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...なおできるならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...惡いおでき見たいに根が深くて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十三絃(げん)という順によくおできになる芸があると院も仰せになりました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなことになって心安く御所へ行くことのおできにならないことになったのを六条院は物足らずお思いになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御結婚をあそばすほうが御安心のおできになることと存じます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...途中の見物も十分におできにならなかったのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まだそうおできになるとは伺いませんでしたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明るいほうへいざって出ることすらおできにならぬまでになっておいでになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮にそれはおできになれないことであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お詣(まい)りがおできになれなくなりましたことで残念に思召(おぼしめ)すのでございましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...近ごろ大出来(おおでき)な鹿ではある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...腕もおできなさるじゃろうし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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