...かんむりをおつむりにのせたおとうさまの人魚の王さまも...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...おつむりの髪がすつかり白髪になつてる夢を見たんです...
鈴木三重吉 「ざんげ」
...頭を「おつむり」というから「モリ」は頭の意と思います...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...おつむは相変らず短く丸刈にして居られましたが...
太宰治 「千代女」
...』『否(ノー)!』『洗髪(シャンプウ)は?』『否(ノー)!』『おつむりへ何か?』『否(ノー)!』『香油でも――...
谷譲次 「踊る地平線」
...「お父さまも頭髪(おつむ)が大分白くなりましたわ...
徳田秋声 「縮図」
...目の前に絹糸なんぞはありゃしねえ」「殿様も頭(おつむ)が悪くていらっしゃる...
中里介山 「大菩薩峠」
...さてこそ奴等の頭(おつむり)は...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...暑がりのお方さまはこの水瓜の湯槽におつむをおひたしになればよろしうございます...
仲村渠 「果物屋の広告文」
...はいお眼をおつむりになり 舌の上におのせになつて一口に吸ふものなのでございます...
仲村渠 「果物屋の広告文」
...あたしの愛しい方! おつむをあたしにお凭(もた)せなさいまし! 何だつてあなたは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...明らかにこの女はおつむの軽い普通の召使いで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...あなたのおつむがどうかならなくって――」彼女は上目をして私を見た...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...弾丸はおつむをお剃り申すだけにとどまらず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「おつむてんてん」などの簡単な遊戯から...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...いいえお笠はおつむりへのるものですから...
山本周五郎 「日本婦道記」
...おつむりへお用い遊ばしますか」武骨な男の家来たちには...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――とにかく弟ぎみのおつむを刈ったり...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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