...いちばんすぐれて力の強い手力男神(たぢからおのかみ)とをさらにおつけ添(そ)えになったうえ...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...いきなりお宮へ火をおつけになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...二千アングルの金で買収されていらっしゃるという事実です……その友人はなおつけ加えてこうもいうのです...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ちよつと口をおつけになつただけで...
太宰治 「右大臣実朝」
...お箸(はし)をおつけになって下さい...
太宰治 「佳日」
...殿下は眼をおつけになって模造品を準備してひそかに機会を窺(うかが)っておいでになったのではなかろうか? と...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...やがてめんどうくさそうにご飯の中へおつけでもお魚でもみんなブチまぜて...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...『あらっ!おみおつけのにおいがする!』とこれはじつに容易ならぬ発表である...
谷譲次 「踊る地平線」
...気をおつけ」「そうね」二人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初から即答は出来ない男なんだから……」「何だい御みおつけと云うのは」「味噌汁の事さ...
夏目漱石 「琴のそら音」
......
野口雨情 「螢の燈台」
...おつけなさいと差し出す例の木賃宿...
久生十蘭 「魔都」
...おつけ晴れて好き好む芸人修業...
正岡容 「小説 圓朝」
...おみおつけつくってたっぷりたべたら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...火から卸(おろ)す一時間も前に塩で味をおつけなさいまし」とこの談話にも小山は再び異議を挟(さしはさ)めり「中川君鯛の頭は鮨屋で安く買っても一日煮通すのでは火が要(い)って溜(た)まらん...
村井弦斎 「食道楽」
...女房たちの衣装をこまごまと気をおつけになりましてたくさんな材料をくださいましたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「孔子っていつごろのにんげんだい」「敬称をおつけなさい...
山本周五郎 「桑の木物語」
...おつけなさいよ」「つけて...
吉川英治 「松のや露八」
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