...半分は姉さんおつけ」「ずるいよこの子は」と姉も笑つた...
有島武郎 「お末の死」
...正統のミカドなる後醍醐天皇を再び王位におつけしようとする戦争で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...『気をおつけよエミル...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...お湯上りの袂から煙草を出しておつけになる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...この女神さまに天照大神(あまてらすおおかみ)というお名前をおつけになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...朝のおみおつけを...
太宰治 「律子と貞子」
...やがてめんどうくさそうにご飯の中へおつけでもお魚でもみんなブチまぜて...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...これをおつけください』とお出しくだされたのを見ると...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...「先生が青い玉散らしの襟(えり)飾りをおつけなすったら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なおつけ加えて言えば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...気をおつけ」「そうね」二人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...気をおつけ」後家さんは...
中里介山 「大菩薩峠」
...まあ一服おつけなさいまし」がんりきの野郎が如才(じょさい)なく...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなこと云(い)ふとおつけて遣(や)つから」おつぎは燻(いぶ)つた薪(たきゞ)を兼(かね)博勞(ばくらう)の近(ちか)くへ出(だ)した...
長塚節 「土」
...火から卸(おろ)す一時間も前に塩で味をおつけなさいまし」とこの談話にも小山は再び異議を挟(さしはさ)めり「中川君鯛の頭は鮨屋で安く買っても一日煮通すのでは火が要(い)って溜(た)まらん...
村井弦斎 「食道楽」
...お手をおつけになりません」お聞きになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何であったか我々の掟では未亡人が帯びることを許されていない首飾りをおつけになった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...吸ってみようか」「おつけしましょうね」青貝もようの綺麗な小箱から莨(たばこ)の葉をつまんで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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