例文・使い方一覧でみる「おちおち」の意味

...夜もおちおち寝られない... 夜もおちおち寝られないの読み方
内田魯庵「二葉亭四迷の一生」

...夜もおちおち眠られません... 夜もおちおち眠られませんの読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「蛇性の執念」

...夜もおちおち眠られぬという始末... 夜もおちおち眠られぬという始末の読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...おちおち話している暇もなかったと云うような訳で... おちおち話している暇もなかったと云うような訳での読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...実のところまだどこへも御礼状もさしあげずに失礼しているわけなんだが――まことにおちおちねるところもなかったようなわけだったのでなんとも申しわけがないようなわけでいずれそのうち本でも出した節にはいささか御礼のつもりでさしあげたいと思っているが――かなり気になってはいた... 実のところまだどこへも御礼状もさしあげずに失礼しているわけなんだが――まことにおちおちねるところもなかったようなわけだったのでなんとも申しわけがないようなわけでいずれそのうち本でも出した節にはいささか御礼のつもりでさしあげたいと思っているが――かなり気になってはいたの読み方
辻潤「だだをこねる」

...夜もおちおち安眠は出来なかった... 夜もおちおち安眠は出来なかったの読み方
寺田寅彦「箱根熱海バス紀行」

...これが見つかるまで夜もおちおち眠れない連中が大勢いるのだ... これが見つかるまで夜もおちおち眠れない連中が大勢いるのだの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳「橙の種五粒」

...夜もおちおち眠らないことが多かった... 夜もおちおち眠らないことが多かったの読み方
徳田秋声「黴」

...おちおち眠られもしなかった体の疲れが... おちおち眠られもしなかった体の疲れがの読み方
徳田秋声「爛」

...幾代はその間おちおち眠れなかった... 幾代はその間おちおち眠れなかったの読み方
豊島与志雄「子を奪う」

...おちおち食べる暇がないので... おちおち食べる暇がないのでの読み方
久生十蘭「だいこん」

...到底おちおちとは読むことも書くことも適はぬので... 到底おちおちとは読むことも書くことも適はぬのでの読み方
牧野信一「裸虫抄」

...新しいものをおちおちと繙く折もなかつた... 新しいものをおちおちと繙く折もなかつたの読み方
牧野信一「浪曼的月評」

...萬世軒の表にいる猿もおちおち見物していられなかった... 萬世軒の表にいる猿もおちおち見物していられなかったの読み方
宮本百合子「一太と母」

...何だかおちおちしないみたいで... 何だかおちおちしないみたいでの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...おちおち眠ることもできなくなったそうである... おちおち眠ることもできなくなったそうであるの読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...そして毎晩城兵をおちおち眠らせないことと... そして毎晩城兵をおちおち眠らせないこととの読み方
吉川英治「私本太平記」