例文・使い方一覧でみる「おだて」の意味

...私はおだてられて出たが... 私はおだてられて出たがの読み方
日本経済新聞社「私の履歴書」

...小楯（おだて）はそれから急いでみんなを集めて... 小楯はそれから急いでみんなを集めての読み方
鈴木三重吉「古事記物語」

...」「おだてるなよ... 」「おだてるなよの読み方
太宰治「お伽草紙」

...人におだてられて発狂した... 人におだてられて発狂したの読み方
太宰治「水仙」

...」「おだてちゃいけません... 」「おだてちゃいけませんの読み方
太宰治「惜別」

...相手は彼をおだてて話させた... 相手は彼をおだてて話させたの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...社会部長から学芸部長に移った私に、小説をかけとけしかけたのが、高田、三木の両氏で、「書くからには、沢山書いて有名になった方がいい、他の新聞へ書くのは困るが、雑誌や単行本なら、いくらでも書け」と、おだて上げた... 社会部長から学芸部長に移った私に、小説をかけとけしかけたのが、高田、三木の両氏で、「書くからには、沢山書いて有名になった方がいい、他の新聞へ書くのは困るが、雑誌や単行本なら、いくらでも書け」と、おだて上げたの読み方
野村胡堂「胡堂百話」

...お供で行つた鳶頭（かしら）におだてられて... お供で行つた鳶頭におだてられての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...誰かがおだてて貧乏人にこんな美名をなすりつける... 誰かがおだてて貧乏人にこんな美名をなすりつけるの読み方
林芙美子「新版　放浪記」

...なんだかんだとおだてあげて小遣をせしめると... なんだかんだとおだてあげて小遣をせしめるとの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...単純でおだてに乗りやすく... 単純でおだてに乗りやすくの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...とりもちにめんじて、ある智慧なら貸してやる」ひょろ松、ピョコリと頭をさげ、「さすがは、阿古十郎さん」顎十郎は、船舷（ふなべり）へだらしなく頬杖をついて、「おだてるな...
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...叱ったりなじったりするより、おだてあげて、悪達者に仕あげ、つまらぬ誤ちを繰返さぬように上手に揉みほぐしてしまうのである...
久生十蘭「うすゆき抄」

...友田さんにおだてられて... 友田さんにおだてられての読み方
火野葦平「花と龍」

...おときさんおときさんとおだてあげ... おときさんおときさんとおだてあげの読み方
水上滝太郎「大阪の宿」

...名士好な人物に下らなくおだてられた（私として最大限の表現です）のが不愉快であるという以外に... 名士好な人物に下らなくおだてられたのが不愉快であるという以外にの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...女中共におだてられるのを面白がっているのを見たものがある... 女中共におだてられるのを面白がっているのを見たものがあるの読み方
森鴎外「ヰタ・セクスアリス」

...かれらは昌平をいろいろとおだてるような名で呼び... かれらは昌平をいろいろとおだてるような名で呼びの読み方
山本周五郎「七日七夜」

「おだて」の書き方・書き順