...かすかに青珠(あおたま)を垂らしている...
芥川龍之介 「おしの」
...手は青珠(あおたま)の「こんたつ」に指をからめたり離したりしている...
芥川龍之介 「おしの」
...爾来(じらい)僕は茂吉と共におたまじやくしの命を愛し...
芥川龍之介 「僻見」
...たくさんのおたまじゃくしが...
太宰治 「思案の敗北」
...東へ旅立つ旅もいつしかおたまじやくしが泳いでゐる春の山からころころ石ころ啼いて鴉の...
種田山頭火 「草木塔」
...なおたまらなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...心を型どった池の中にはおたま杓子(じゃくし)がうようよいて...
林芙美子 「落合町山川記」
...ほんとに芸のほかにやりたいものがこの世の中にあったりしておたまりこぶしが……」そのまんまゴロリと寝返り打つと...
正岡容 「小説 圓朝」
...」「學校へ?」おたまは目を丸くして「お前は學校へ行つて何を習はうといふんだい...
正宗白鳥 「玉の輿」
...」姑や定吉は座興のやうに聞き流して笑つてゐたが、おたまは、思ひがけない娘の大望を、一概に頭ごなしに叱り飛ばす氣にもなれなかつた...
正宗白鳥 「玉の輿」
...家々が開け放しだからなおたまりません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...また高麗門外(こうらいもんがい)の山中にある霊屋(おたまや)のそばに葬られたのもある...
森鴎外 「阿部一族」
...上(かみ)では弥一右衛門の遺骸(いがい)を霊屋(おたまや)のかたわらに葬ることを許したのであるから...
森鴎外 「阿部一族」
...家へ帰ったら裏の籠屋の小娘おたま嬢が余を待っていたと云う...
山本周五郎 「青べか日記」
...さておたま嬢と遊ぼう...
山本周五郎 「青べか日記」
...相手に選(え)り好みはねえだってよ」「嘘(うそ)じゃねえってば先生」とおたまは念を押すように云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...おたまに云わせると****は...
山本周五郎 「青べか物語」
...御霊屋(おたまや)で政宗...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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