...爾来(じらい)僕は茂吉と共におたまじやくしの命を愛し...
芥川龍之介 「僻見」
...お前はおたまじゃくしのような姿をしているよ...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...おたまじゃくしが...
太宰治 「虚構の春」
...作曲する? おたまじゃくしさえ読めるかどうか...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...東へ旅立つ旅もいつしかおたまじやくしが泳いでゐる春の山からころころ石ころ啼いて鴉の...
種田山頭火 「草木塔」
...練兵場の溝(どぶ)の中にはおたまじゃくしがいる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...牛が淵でおたまじゃくしを掬(すく)った...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...五人もの子供を抱へてゐながらビクともしない働きものゝおたまは...
正宗白鳥 「玉の輿」
...」姑や定吉は座興のやうに聞き流して笑つてゐたが、おたまは、思ひがけない娘の大望を、一概に頭ごなしに叱り飛ばす氣にもなれなかつた...
正宗白鳥 「玉の輿」
...私のはまだおたまじゃくしとまでも行かない娘たち...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...家へ帰ったら裏の籠屋の小娘おたま嬢が余を待っていたと云う...
山本周五郎 「青べか日記」
...おたまの母親にはまったくわからなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...そして籠屋のおたまが...
山本周五郎 「青べか物語」
...おたまも小学三年生であり...
山本周五郎 「青べか物語」
...相手に選(え)り好みはねえだってよ」「嘘(うそ)じゃねえってば先生」とおたまは念を押すように云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...――籠屋(かごや)のおたまは若くて遊廓(ゆうかく)へ身を売り...
山本周五郎 「青べか物語」
...おおらかに張り渡した傾斜のうえにはおたまじゃくしに似た薄雲(うすぐも)がちらちらと散らばって...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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