...上下おそろいのしゃれた空色が...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...そのお歯は上下とも同じようによくおそろいになって...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...かくおれき/\の御けらいしゅうがおそろいあそばすのはほんとうにひさしぶりでござりました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...「おそろいで、どちらへ?」返事をするのは並木ときまっていた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...「おそろいでどちらへ?」「ぴくにいくんです」並木はすごく早口でいって...
壺井栄 「二十四の瞳」
...私達は狂人のような真紅な着物のおそろいだそうである...
林芙美子 「新版 放浪記」
...一号から三号まで……おそろいのように...
久生十蘭 「あなたも私も」
...大小おそろいでクラブへ出現したなんてのはいかにもおかしい...
久生十蘭 「だいこん」
...あるとき、王様とお妃様が、おそろいで、離宮(りきゅう)へ遊びにお出かけになりました...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...「おそろいで、めずらしいこと」態度のうやうやしさにかかわらず、語気は反対に――われながら統御しかねるほどしらじらしかった...
本庄陸男 「石狩川」
...この間送った写真(あなたの方とおそろい)もきっと随分手間がかかることでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それから銘仙の上下おそろいの袷ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...作り事ほどに何もかものおそろいになった方で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おそろいではなくなった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...とんぼぢらしのおそろいの小袖(こそで)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おそろいで」「ウム」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...きょう朔日(ついたち)の午(ひる)頃には近衛前久(このえさきひさ)夫妻がおそろいで見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...おそろいだの」国時は...
吉川英治 「親鸞」
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