...おせじがいいのです...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...このわがまま家老め! 見えすいたおせじばかりならべたてている! という反感がこみあげてきました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...この婦人は田舎新聞の社交欄ではなやかなおせじを受ける準備時代を卒業して...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...唯経験を積んだ御世辞(おせじ)のいい開業医に過ぎない事を知っていたので...
永井荷風 「寐顔」
...本気とも御世辞(おせじ)とも片のつかない笑い方だけれども...
夏目漱石 「思い出す事など」
...なにおれの前へ出た時だけ御世辞(おせじ)を云ってくれりゃそれで嬉(うれ)しいんだ...
夏目漱石 「行人」
...御世辞(おせじ)を使うの...
夏目漱石 「行人」
...御世辞(おせじ)に気の毒がるのか分らない...
夏目漱石 「野分」
...文学者だから御世辞(おせじ)を使うとすると...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...笑いながら御世辞(おせじ)を云ったが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...また見え透いた御世辞(おせじ)を嬉(うれ)しがりがちな健三の実父は...
夏目漱石 「道草」
...別(べつ)に御世辭(おせじ)も使(つか)はないうちに...
夏目漱石 「門」
...御世辭(おせじ)でも何(なん)でもない...
夏目漱石 「門」
...お庭もきれいどすなア……」おせじでなく...
林芙美子 「風媒」
...ありったけのおせじや...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「灰だらけ姫」
...エミイへのおせじは...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...おせじに、気やすめをいつてるんぢやありません、まあ、あまり考へない方がいゝです」彼女は一通り自分のことを打ち明けてしまふと、今度は私のことを問ひかけた...
宮地嘉六 「老残」
...おせじを遣うような必要もない...
山本周五郎 「百足ちがい」
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