...おずおずと声を出した...
海野十三 「空襲葬送曲」
...今土居三津子がここへ来るじゃないか」そこへ芝山宇平が巡査に連れられておずおずと入って来た...
海野十三 「地獄の使者」
...おずおずとふりむきました...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...閉じていた目をおずおずとひらいてみると...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...おずおずと男に声をかけました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...おずおずと先生の方を見た...
竹久夢二 「先生の顔」
...おずおずと車に這い込んだ...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...おずおずと兵さんに言った...
徳永直 「あまり者」
...一瞬間二人の間に緊張したおずおずとした眼が光った...
豊島与志雄 「囚われ」
...彼女はおずおずと口を開いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...近くへ寄ってよく見ろ」清五郎は首を差しのべておずおずと眺めてから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それをおずおずと掌(てのひら)にのせて弄(もてあそ)んだりしていたこともある...
堀辰雄 「幼年時代」
...おずおずと教師に近づいた元木は...
本庄陸男 「白い壁」
...おずおずと彼を見あげ...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...おずおずと居竦んでいるおしもが不憫だというよりは...
矢田津世子 「女心拾遺」
...おずおずと栄二を見あげて...
山本周五郎 「さぶ」
...あんな風に羞恥(はにか)んでおずおずと出て行くものでない...
夢野久作 「暗黒公使」
...そしておずおずと足を踏み入れるばかりな狭い土間の中へ入ってまず奥を覗いた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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