...おずおずとこう口を切りながら...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...おずおずとした卑下した態度...
豊島与志雄 「化生のもの」
...たがいにおずおずと微笑(ほほえ)んで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おずおずと――また信頼しきって――顔を上げ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それから彼の頭に手をのせて、ちょうど同じような同情深い微笑を浮かべながら、おずおずと、早口で彼に言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...多分おずおずとつぶやいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼女――彼は早いうちからこの存在を女性だと考えるようになっていた――はおずおずとした様子で...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...小さな事に有為な生涯を誤らないで、折角勉強して下さい」彼は一度頭を下げると、おずおずと、冷え切った手先にそれを受け取り、以前の女中に案内されて玄関に出た...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...おずおずと立ち上る...
久生十蘭 「地底獣国」
...彼はおずおずとロープを引いて...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...それをおずおずと掌(てのひら)にのせて弄(もてあそ)んだりしていたこともある...
堀辰雄 「幼年時代」
...レスブリッジにおずおずと尋ねた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...おずおずと椅子に座った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...おずおずと試してみているようだった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...廊下からおずおずと云った...
山本周五郎 「つばくろ」
...躊躇するようにおずおずと立ち上った...
夢野久作 「暗黒公使」
...うるわしいお下髪(さげ)にむすび、帯(おび)のあいだへ笛をはさんだその少女(おとめ)は、おずおずと、梅雪の駕籠の前へすすんで手をついた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おずおずと頬笑みながら答えて...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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