...絞(しば)り首にでもされるような様子でおずおずと歩き...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...恐怖(おずおず)の形で...
泉鏡花 「婦系図」
...おずおずしながら聞いた...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...おずおず震えながら...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...おずおずと、そのほうへ近づいていきました...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...暗夜の中をおずおずと現場へ進んで行った珍妙な様子が目に見えるようです...
江戸川乱歩 「黒手組」
...おずおず明智のあとにつづきました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...その百ルーブリをくれ給え」とサモイレンコはおずおずとたのんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...ひどくおずおずした調子で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼は周囲の人々をおずおず観察してみた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」フリードリヒはおずおずと近よった...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...おずおずした目で...
林芙美子 「泣虫小僧」
...自分の魂は壊れもののようにおずおずと運んでいるのでもあった...
原民喜 「冬日記」
...「前置きがあるからには中味がしっかりしているはずだ」タイユフェール嬢はおずおずとした眼差しで若い学生を見た...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...】彼はおずおず鏡に近寄って...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...小声でおずおずとこういった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...やっとおずおずはいったのである...
森鴎外 「阿部一族」
...いかにもわたしらしく控え目におずおずと増加成長を思うにすぎない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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