例文・使い方一覧でみる「おす」の意味

...僕はこれ等の支那美人よりも寧（むし）ろそのボオトの大辷（おおすべ）りに浪（なみ）を越えるのを見守っていた... 僕はこれ等の支那美人よりも寧ろそのボオトの大辷りに浪を越えるのを見守っていたの読み方
芥川龍之介「湖南の扇」

...もっとよく見るんじゃった」と博士は双眼鏡をとりなおす... もっとよく見るんじゃった」と博士は双眼鏡をとりなおすの読み方
海野十三「海底大陸」

...ピストルをとりなおすなり... ピストルをとりなおすなりの読み方
海野十三「怪塔王」

...殺人光線灯のボタンをおすことを忘れて... 殺人光線灯のボタンをおすことを忘れての読み方
海野十三「怪塔王」

...実に雄（おす）だったのである... 実に雄だったのであるの読み方
海野十三「蠅」

...さつきおすがの兄貴へ告口をしたのは仙右衞門の女房であるといふことを傭人から聞いたので若い者は風呂の栓を拔いてそれから大根を背負はして...
長塚節「芋掘り」

...おすがの親爺に此ことを話すと「世間は角（かど）を立てゝはうまく行きませんよどうも... おすがの親爺に此ことを話すと「世間は角を立てゝはうまく行きませんよどうもの読み方
長塚節「芋掘り」

...母さん里母（かか）さん　里は一本榎親鳩　子鳩ならんで見てたのつぽのつぽ榎天までとどけ母さん里へ餅負（しよ）つて行つた可愛い小鳥小鳥屋の店はチツチク　チツチク店だ小鳥屋のお父（とつ）さん目くちやれお父さん小鳥のお母（つか）さん朝寝ンぼお母さん雌雄（めすおす）二羽の可愛い鳥だ小鳥屋の店でチツチク　チツチク啼いてた... 母さん里母さん　里は一本榎親鳩　子鳩ならんで見てたのつぽのつぽ榎天までとどけ母さん里へ餅負つて行つた可愛い小鳥小鳥屋の店はチツチク　チツチク店だ小鳥屋のお父さん目くちやれお父さん小鳥のお母さん朝寝ンぼお母さん雌雄二羽の可愛い鳥だ小鳥屋の店でチツチク　チツチク啼いてたの読み方
野口雨情「十五夜お月さん」

...待たずにその汽車で行ってください」風の吹きとおすホームのベンチでアナウンスの声を聞いていると...
久生十蘭「肌色の月」

...妹のおすぎは夕餐（ゆふめし）の支度に取り掛つてゐたが... 妹のおすぎは夕餐の支度に取り掛つてゐたがの読み方
正宗白鳥「假面」

...病気をなおす研究は... 病気をなおす研究はの読み方
三浦環「お蝶夫人」

...天地を見とおす――と... 天地を見とおす――との読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...これらは皆お下りを読んでもらうのが楽しみなものたちですからおすみになったらどうぞ...
宮本百合子「獄中への手紙」

...お耳にいれておすがり申したきこの心情... お耳にいれておすがり申したきこの心情の読み方
矢田津世子「旅役者の妻より」

...おすえは家のほうへではなく... おすえは家のほうへではなくの読み方
山本周五郎「失蝶記」

...織田大隅守（おだおおすみのかみ）信広が見えた... 織田大隅守信広が見えたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...『御修築はもうおすみでござるか... 『御修築はもうおすみでござるかの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...おすがりしたわけでございました」「そうか... おすがりしたわけでございました」「そうかの読み方
吉川英治「梅里先生行状記」

「おす」の書き方・書き順

いろんなフォントで「おす」