...葉子はどんな人間になり下がるかもしれませんって……あなたどうぞおからだをお大事に...
有島武郎 「或る女」
...この日比谷公園から程とおからぬ丸ノ内の竜宮劇場(りゅうぐうげきじょう)では...
海野十三 「恐怖の口笛」
...男達の鹽辛声(しおからごえ)と...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...おからだお大事にねがいます...
太宰治 「虚構の春」
...おからだ御大事にねがいます...
太宰治 「虚構の春」
...この鰹(かつお)の塩辛(しおから)ばかりは嘗(な)める事が出来まい...
太宰治 「十二月八日」
...盤石のやうなそのおからだにも人間らしい情けが燃えてゐるのだと思つてをりましたの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...おからだが弱いのは食料がたりないからですよ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...あなたのおからだが悪くなって...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...菜(さい)は塩辛(しおから)など一二品に過ぎぬが...
森鴎外 「細木香以」
...よく響くしおから声で「そのしとー」とどなった...
山本周五郎 「青べか物語」
...あきつはなおからだが震えるのを止めかねていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...額(ひたい)から流れる汗は塩辛(しおから)かった...
横光利一 「蠅」
...豆腐屋でただみたいに売っていたおからもこの頃は兎の飼料にでもなって行くのか...
吉川英治 「舌のすさび」
...おからだの逞(たくま)しさといい...
吉川英治 「私本太平記」
...おからだは萎(な)え...
吉川英治 「私本太平記」
...宮のおからだも縒(よ)り糸(いと)のように具足の諸足(もろあし)で捻(ね)じ縒(よ)られる...
吉川英治 「私本太平記」
...お前さん」「ああ」「よかったね」「おからかいでないよ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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