...にえたぎっているおかまの中にすわっているようで...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...大きな大きなおかまの中で...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...沈黙の行者おかまこほろぎの一行静静と繰り出して踊り廻る...
薄田泣菫 「独楽園」
...身はたとい武蔵の野辺(のべ)に朽ちぬとも留めおかまし大和魂の辞世を残し...
高神覚昇 「般若心経講義」
...何のおかまひもなかつたばかりか...
太宰治 「右大臣実朝」
...あたりの雰囲気におかまひなしに...
太宰治 「火の鳥」
...きたなくておかまいがなけりゃ...
田中貢太郎 「黄英」
...どうか決しておかまいなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...絵の内容などには一切おかまいなしである...
中里介山 「大菩薩峠」
...私におかまいなくお船を海へ出しておしまい下さい...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらのことにおかまいがなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...いやな身振で一杯のこの年来の狂言におかまひもなく...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...御鍋(おなべ)でも御釜(おかま)でも持ってって下さいっていったらね...
夏目漱石 「道草」
...いっこうおかまいなしで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...おかまいできないけど」近くの仕出し屋が冷しビールを持ってきた...
久生十蘭 「虹の橋」
...おかまいは出来ませんが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...しろいごはんおかまのなかであつたかいね...
村山籌子 「おままごと」
...相渝(あいかわ)らず娘の方ではそんな父親が監視していることなぞ知らないものですから一向(いっこう)おかまいなしで毎晩庭へ出るのだそうです...
室生犀星 「不思議な国の話」
便利!手書き漢字入力検索