...それからというもの正井は一週間とおかずに葉子の所に来ては金をせびった...
有島武郎 「或る女」
...二人の方のことを少しも頭におかずに...
伊藤野枝 「「別居」について」
...おかずも買はないで濟ます樣にしてをります...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その日/\のおかずの取り合せにも気を使つた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...夕方左近将監が御殿からひけてかえってきたときにさしあげるお夕飯のおかずのことで...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...いつもあたしの朝のおかずにきまってるんですもの」「それを僕に一ときれ下さい...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...おかず媼(ばあ)さんも見えた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...隠元豆(いんげんまめ)のおかずに...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...私今晩のおかずを買って行くのよ……」一皿八銭の秋刀魚(さんま)は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...塩辛いおかずでもそえて...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...他のおかずがなかつたらもつとうまかつたらう」と將軍は云つたといふのである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...多くの年季男もおかず...
柳田国男 「雪国の春」
...それで結構その日のおかずぐらいは釣れるのだが...
山本周五郎 「青べか物語」
...下へもおかずもてなした...
吉川英治 「三国志」
...六波羅の敵も時をおかず...
吉川英治 「私本太平記」
...そこに義貞が床几(しょうぎ)をおかず...
吉川英治 「私本太平記」
...義詮は時をおかず...
吉川英治 「私本太平記」
...八文字に開いておかずとも――」鳥居元忠が云いかけると...
吉川英治 「新書太閤記」
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