...女中もおかず、食事は近くのレストランから、とりよせることになっていて、パンを焼いたり、コーヒーをいれたりするのは、小林君のやくめでした...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...」最も簡略のおかずのつもりで海苔を所望したのだが...
太宰治 「新郎」
...はじめのうちはご飯とおかずをべつべつにめしあがっていられますが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...弁当のおかずも自然と一定しているんでしょうな」「この辺に限ったことじゃあないさ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...今朝は朝食に充分な米飯とおかずを食べて貰い...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...もう一つおかずがあるのだから...
羽仁もと子 「女中訓」
...夕御飯のおかずは...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...私今晩のおかずを買って行くの……...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...そしてロシア語などは頓と眼中におかず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...塑像(そぞう)的なへだたりをおかずに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...他のおかずがなかつたらもつとうまかつたらう」と將軍は云つたといふのである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...ちょっとおかずを買って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの冷淡だったあなたをそのままにしておかずに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...真先(まさき)にはむかしながらの巻毛の大仮髪(おおかずら)をかぶりたる舎人(とねり)二人...
森鴎外 「文づかひ」
...湯でもどしておかずにするという(大阪民俗談話会報一〇)...
柳田國男 「食料名彙」
...みさおだけは一と皿べつにおかずをつける...
山本周五郎 「季節のない街」
...六波羅の敵も時をおかず...
吉川英治 「私本太平記」
...太政大臣などはおかず...
吉川英治 「私本太平記」
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