...僕なぞは芸術にかくれるという方だが、菊池は芸術に顕われる――と言っては、おかしいが、芸術は菊池の場合、彼の生活の一部に過ぎないかの観がある...
芥川龍之介 「合理的、同時に多量の人間味」
...おもしろおかしい絵を切りぬいているのを見ると...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「イーダちゃんのお花」
...第六号艇がおかしいって...
海野十三 「怪星ガン」
...おかしいな」と小首をかしげたが...
海野十三 「太平洋魔城」
...「ワハハハ……、これはおかしい...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...「おかしいですね...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...おかしいね...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
......
竹内浩三 「よく生きてきたと思う」
...おかしいわ...
太宰治 「葉桜と魔笛」
...『おかしいぞ! どこからか人のにおいがしてくるぞ』と申しました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...何だか様子がおかしいので...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...「はて、おかしいぞ」道庵先生もまたこの時首を捻(ひね)りましたが、「何だね、先生」「どうも、おかしい、あの印度人は見たことのあるような印度人だ」「先生は印度人にも友達があるのかね」「どうも、あの時より肉は少し落ちているが、骨組に変りはなし、跛足(びっこ)に申し分もなし、こいつはいよいよおかしい」道庵先生は、慈姑(くわい)頭を振り立てて印度人の恰好(かっこう)を横から見、縦から見ていましたが、「あはははは」突然、大きな声で笑い出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...登美 人間でしょう? だから、おかしいの、ウッフフフ...
三好十郎 「好日」
...高座(こうざ)に上(あが)った早々(そうそう)からおかしいことをいう者が無いと同じで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...おかしいと答えた...
山本周五郎 「季節のない街」
...ズット奥の小さなピストンのバルブがおかしいな……とか何とか直ぐに気が付く...
夢野久作 「焦点を合せる」
...これはおかしい」と気づいたので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――それほど単純な心持ちでいたというのはおかしい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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