...こんな短期に脱け落ちるのはおかしい...
海野十三 「柿色の紙風船」
...――おかしいわネ...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...それにもかかわらず農場と名のつくところがあるのはおかしい...
海野十三 「三十年後の世界」
...おかしいぞ、此の狸奴、おれに化けて何をするつもりだろう、と思っていると、坂をむこうにおりて往くので跟いて往った...
田中貢太郎 「怪談覚帳」
...「寝言にしちゃおかしいぞ...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...だいたいあのポマードがおかしいのです...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...だいたい、日曜日を休みにするなんか、おかしいですよ...
豊島与志雄 「波多野邸」
...こいつはおかしいぞ」七兵衛は思う...
中里介山 「大菩薩峠」
...「こういうと未練があるようでおかしいが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そんな重い石の蓋の下にあったのはおかしいな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それがおかしいというんです...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...今考えると町の名に街道は少しおかしい上に...
柳田國男 「水海道古称」
...おかしいと思って気を付けて見ると...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...おかしいなと思い思い...
夢野久作 「爆弾太平記」
...永い間、私の月給に縋(すが)って、ついこの頃銀時計の医学士になって、このQ大学のレントゲン室に出勤している者であるが、タッタ一人の骨肉の兄である私の貧乏に遠慮して、今だに背広服を作り得ずに、金釦(きんボタン)の学生服のままで勤務している純情の弟……恋愛小説の挿画みたような美青年(シイクボーイ)の癖に、カフェエなんか見向きもしない糞真面目な弟……そいつが何か悪い事でもしたかのように私の前にうなだれてメソメソ泣いているから、おかしい...
夢野久作 「冥土行進曲」
...それにおかしいんですのよ...
横光利一 「旅愁」
...おかしいぞ」外へ飛び出して...
吉川英治 「三国志」
...「やれやれ、狂言舞も、見てこそ、おかしいが、おのれが舞台で演(や)ってみると、おかしいどころかよ、くるしいものぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
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