...おおむね前方の敵を対象としてついているね...
梅崎春生 「狂い凧」
...これは常連がおおむね取り尽して...
梅崎春生 「魚の餌」
...おおむね戦争を利用し...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...菓子皿はおおむねたいらげられて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...彼らはおおむね臆病な連中ばかりだった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...相手もやはりおおむね休日にそこへ出かけて行った...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...当日は北海道全土はおおむね晴天に恵まれ...
中谷宇吉郎 「英国日食班の印象」
...また彼らの戦争は流血を伴わず従ってただ一人の死がおおむね戦争を決定する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その地おおむね会稽(かいけい)東冶(とうや)の東にあり...
南方熊楠 「十二支考」
...おおむね清廉にして...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おおむね陶器であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...おおむねたかをくくっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...追悼の願文は、おおむね、その故人にたいして、美辞麗句の頌(たたえ)を贈るのが世間の慣いではあるにしても、尊氏が、後醍醐の霊へむかって、こうまでいってしまうのは、敵の徳を賞揚するのあまり、自己の悪と背徳を告白しているようなものではないか...
吉川英治 「私本太平記」
...敗因は、おおむね、内にある...
吉川英治 「新書太閤記」
...古典はおおむね事を誇張しがちであるが...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...小次郎とても、おおむね、多くの世の夢の子たちと、おなじ轍をふんでいたわけである...
吉川英治 「平の将門」
...おおむね高さ三メートル...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...ひどく寸のつまっている大棟(おおむね)も...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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