...逃げおおせるなんて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...逃げおおせなければなりません...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...何か物を食べさせよとおおせになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...そこではじめて租税(そぜい)や夫役(ふえき)をおおせつけになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...都夫良(つぶら)はおおせに従ってすぐに王(みこ)をお刺(さ)し申した上...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...父上は殿様御帰国の砌(みぎり)御供廻(おともまわり)仰付(おおせつ)けられそのまま御国詰(おくにづめ)になされ候に依(よ)り...
永井荷風 「榎物語」
...それじゃおおせに従って...
夏目漱石 「野分」
...それを護(まも)りおおせなかった清左衛門は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人御名前を隠しおおせたと思ったのが拙者の浅はかさだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昇も「成程夫人(おくさま)の仰(おおせ)の通り狆はこんなに貌のしゃくんだ方が好いのだと申ます」ト申上げて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...歌よみに与ふる書仰(おおせ)のごとく近来和歌は一向に振(ふる)い不申(もうさず)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...御次勤(おんつぎづとめ)仰(おおせ)つけられ...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...花房の父の診療所は大千住(おおせんじゅ)にあったが...
森鴎外 「カズイスチカ」
...この年五月にはとうとう「於軍務局楽手稽古被仰付(ぐんむきょくにおいてがくしゅけいこおおせつけらる)」という沙汰書(さたしょ)を受けた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...天晴(あっぱ)れ地歩を占めた夫人になりおおせた...
森鴎外 「安井夫人」
...飢えの行列大施粥(おおせがゆ)は...
吉川英治 「大岡越前」
...それだけか」「は? それだけとおおせられますると」「たわけた入道よな...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おおせのとおり蛾次郎という者...
吉川英治 「神州天馬侠」
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