...豈(あに)計らんや他(かれ)は大(おおい)なる鷲(わし)にて...
巌谷小波 「こがね丸」
...かつ二葉亭の訳文の妙を確認したは忍月居士(こじ)の批評が与(あず)かって大(おおい)に力があった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...二十二三の女(むすめ)がいるというから大(おおい)に争っているところだよ」画家は苦笑しながら手にしていたカップをぐいと飲んだ...
田中貢太郎 「草藪の中」
...「私はこれから大磯(おおいそ)まで行って来ますが...
徳田秋声 「縮図」
...成人の後大(おおい)に感憤して書いたものなりとてまたあながち尊ぶには及ばぬなり...
永井荷風 「小説作法」
...わたし大(おおい)に悲観しているのよ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...無反(むぞり)に近い大板目(おおいため)で沸出来(にえでき)と来ていますね...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕は独立して歩行(ある)いて来たんだ」「それじゃここはどこだか知ってるかい」「大(おおい)に人を愚弄(ぐろう)したものだ...
夏目漱石 「二百十日」
...後(あと)で考えて見ると大(おおい)に悟(さと)った言葉である...
夏目漱石 「野分」
...それにすぐ腐(わる)くなるんでね」「わたしもいつか大磯(おおいそ)で誂(あつら)えてわざわざ東京まで持って帰った事があるが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...また隣りの三毛(みけ)君などは人間が所有権という事を解していないといって大(おおい)に憤慨している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...呑気(のんき)な僕もその時だけは大(おおい)に感動した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...着物をとられたので寒くていかん」と大(おおい)に銷沈(しょうちん)の体(てい)である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...猫だって主人の事だから大(おおい)に心配になる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...五人は道具部屋の中で巨石(おおいし)に打たれて塩辛になって死ぬばかりだ」「えッ」「ハッ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おおいに腰が強かった...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...大岩山(おおいわやま)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...大炊御門(おおいみかど)左大臣...
吉川英治 「親鸞」
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