...百人長は応揚(おうよう)に左手(ゆんで)を広げて遮りつつ...
泉鏡花 「海城発電」
...何ともかともいおうようのない気がしてきたのです...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...私は鷹揚(おうよう)にうなずいた...
近松秋江 「うつり香」
...と云う鷹揚(おうよう)な態度を石山氏はとった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鷹揚(おうよう)にして男らしく...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...兵馬の面(かお)を睨みながら鷹揚(おうよう)に後ろへ引いて行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここに至ってその鷹揚(おうよう)な頭を振上げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...鷹揚(おうよう)に木戸を通そうとするが...
中里介山 「大菩薩峠」
...心持も鷹揚(おうよう)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし鷹揚(おうよう)である...
夏目漱石 「三四郎」
...やろう」「君が白を持つのかい」「どっちでも構わない」「さすがに仙人だけあって鷹揚(おうよう)だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...昔の人はそんな詮索(せんさく)をする気もないほど鷹揚(おうよう)だったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さりとて惡(わ)るく成(な)り過(す)ぎては困(こま)れど過不及(くわふきふ)の取(とり)かぢは心(こヽろ)一つよく考(かんが)へて應用(おうよう)なされ...
樋口一葉 「經つくゑ」
...これが鷹揚(おうよう)に二人の挨拶を受けると...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...カンダラと称して至って鷹揚(おうよう)なる分配法が認められている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...どこか鷹揚(おうよう)...
吉川英治 「剣難女難」
...鷹揚(おうよう)に彼を振向いた...
吉川英治 「三国志」
...鷹揚(おうよう)に...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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