...鷹揚(おうよう)に宙に弧(こ)を描いて...
泉鏡花 「雨ばけ」
...初めて頭取らしい鷹揚(おうよう)な威厳を取り戻した一幅の場景をも...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...やがて子供は鷹揚(おうよう)に頷(うなず)いて...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...相当大きくなっていながら通りがかりの人に捕えられるくらいであるから鷹揚(おうよう)というよりはむしろ愚鈍であるかと思われた...
寺田寅彦 「備忘録」
...言おうようない悽惨(せいさん)な力が...
中里介山 「大菩薩峠」
...この奇怪にしてしかも鷹揚(おうよう)なお嬢様は...
中里介山 「大菩薩峠」
...鷹揚(おうよう)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでよし」浪人は鷹揚(おうよう)に肯(うなず)いてのみいる...
中里介山 「大菩薩峠」
...おうように消えてしまった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...鷹揚(おうよう)にこう呟(つぶや)く...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...鷹揚(おうよう)な態度で去って行くと...
火野葦平 「花と龍」
...ひとしきり鷹揚(おうよう)に抗弁してみたが...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...「そのへんのおうようなところが...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...温たかく胸のうるおうような感動である...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...柳生家は柔らかにまた鷹揚(おうよう)に...
吉川英治 「剣の四君子」
...呂宋兵衛(るそんべえ)は上段の席から鷹揚(おうよう)にながめて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鷹揚(おうよう)に着席した...
吉川英治 「新書太閤記」
...鷹揚(おうよう)に御座之間(おざのま)のある楼上へ通って行った...
吉川英治 「新書太閤記」
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