...何(いず)れにしても奇怪なる起伏凹凸(きふくおうとつ)をなして居り...
海野十三 「地球盗難」
...反射させると明きらかに凹凸(おうとつ)が現われるという...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...小舟は凹凸(おうとつ)の烈しい断崖に沿って...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...彼が無駄に救おうとつとめている不幸をつくり出す最も大きなはたらきをしているのかもしれない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...こういう状態の水の作用はすべての凹凸(おうとつ)を平坦化するものである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...のこぎり歯というよりは乱杭歯(らんぐいば)のような凹凸(おうとつ)が見える...
寺田寅彦 「軽井沢」
...蝋管に刻まれた微細な凹凸(おうとつ)を巧妙な仕掛けで郭大した曲線を調和分析にかけて組成因子の間の関係を調べたりして声音学上の知識に貢献した事も少なくない...
寺田寅彦 「蓄音機」
...それが凹凸(おうとつ)があって下の板としっくり密着していないために...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...あるいは不規則な凹凸(おうとつ)のある無晶体の塊(かたまり)であるのに...
寺田寅彦 「病室の花」
...轍(わだち)の跡の凹凸(おうとつ)も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...能弁な眼付でそれを補おうとつとめたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...感傷的な上品なことをクリストフに言おうとつとめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼に何か言おうとつとめたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...細(こまか)い小凹凸(おうとつ)があるために...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...表面に小凹凸(しょうおうとつ)があると...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...茶わんのはらの凹凸(おうとつ)をならしていった...
新美南吉 「屁」
...肢体(したい)に殆どじかに感じていた土の凹凸(おうとつ)や...
堀辰雄 「幼年時代」
...一望些少の凹凸(おうとつ)なく...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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