例文・使い方一覧でみる「おあいそ」の意味
スポンサーリンク...』指導役（しどうやく）のお爺（じい）さんはそんな御愛想（おあいそう）を言（い）いながら... 
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...子供たちにさえ卑屈なおあいそみたいな事を言い...
太宰治 「おさん」
...そうして何のおあいそも無い女である...
太宰治 「親友交歓」
...もすこしおあいそも出来ませうが...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...半分はおあいその積りで云ったのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「何のおあいそものうて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...雪子に対してはおあいそに二三度話しかけたぐらいなことに過ぎなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...おあいその一つも云うようにせなあきませんな」「それが今度はいつもと違うて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...またある夏の日の午後に順番を待っている時うしろに畏（かしこ）まって控（ひか）えていると「暑い」と独（ひと）りごとを洩らした「暑うござりますなあ」とおあいそを云ってみたが何の返事もせずしばらくするとまた「暑い」という...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...いつぞや老人の機嫌（きげん）を取るために心にもないおあいそを云ったのを...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...おあいその一つも云うのであるのに...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...一寸おあいそもよし...
谷崎潤一郎 「幇間」
...近頃の東京には、場違いな奴もいて、時々無礼を極めるようなこともあるが、本来は、あの荒々しい言葉の中に、おあいそも、お世辞も含まっている筈なのである...
古川緑波 「このたび大阪」
...中にはおあいそに礼をかえすのも...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...ほんのおあいそに返辞をするくらいで...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...与平におあいそを云い...
山本周五郎 「さぶ」
...「おまえさんは酒に弱いとみえるね」万三郎はおあいそを云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...おあいそのないことおびただしく...
吉川英治 「江戸三国志」
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