例文・使い方一覧でみる「えんばく」の意味

...玉蜀黍（とうもろこし）や燕麦（えんばく）のみのっている山々や... 玉蜀黍や燕麦のみのっている山々やの読み方
ワシントン・アーヴィング　Washington Irving 吉田甲子太郎訳「スリーピー・ホローの伝説」

...×今人を罵（ののし）るの危険なることは趙甌北（てうおうほく）の「簷曝雑記（えんばくざつき）」にその好例ありと言ふべし... ×今人を罵るの危険なることは趙甌北の「簷曝雑記」にその好例ありと言ふべしの読み方
芥川龍之介「八宝飯」

...燕麦（えんばく）が金の砂のように凍った土の上に散らばった... 燕麦が金の砂のように凍った土の上に散らばったの読み方
有島武郎「フランセスの顔」

...燕麥（えんばく）を刈り取つた跡がある野塚原野で... 燕麥を刈り取つた跡がある野塚原野での読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...馬どもはみんな氷の切石をバケツのように刳（く）りぬいたものからかれらの燕麦（えんばく）を喰った... 馬どもはみんな氷の切石をバケツのように刳りぬいたものからかれらの燕麦を喰ったの読み方
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...官馬の事だから馬が食ってまだよく消化（しょうか）しない燕麦（えんばく）が多量に雑（まじ）って居た... 官馬の事だから馬が食ってまだよく消化しない燕麦が多量に雑って居たの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...それから碾割（ひきわり）の燕麦（えんばく）がつくことになっております... それから碾割の燕麦がつくことになっておりますの読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...蝶の群れはクローバーやのこぎり草や野生の燕麦（えんばく）の間を飛び回り... 蝶の群れはクローバーやのこぎり草や野生の燕麦の間を飛び回りの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...下の方が湿ってる燕麦（えんばく）の袋を馬の鼻面にあてがった... 下の方が湿ってる燕麦の袋を馬の鼻面にあてがったの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...野生の燕麦（えんばく）がそよいでいる... 野生の燕麦がそよいでいるの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...燕麦（えんばく）に大豆... 燕麦に大豆の読み方
久生十蘭「キャラコさん」

...家畜を養うための燕麦（えんばく）や豆や蕪菁（かぶ）を作っている畑もない... 家畜を養うための燕麦や豆や蕪菁を作っている畑もないの読み方
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...赤シャツの農夫は炉（ろ）のそばの土間に燕麦（えんばく）の稈（わら）を一束（ひとたば）敷（し）いて... 赤シャツの農夫は炉のそばの土間に燕麦の稈を一束敷いての読み方
宮沢賢治「耕耘部の時計」

...戦後樺太（からふと）を旅行した時処々の山野に燕麦（えんばく）が雑草となって繁茂しているのを見たが... 戦後樺太を旅行した時処々の山野に燕麦が雑草となって繁茂しているのを見たがの読み方
柳田國男「地名の研究」

...駿馬に燕麦（えんばく）を飼って... 駿馬に燕麦を飼っての読み方
吉川英治「三国志」

...私も彼には燕麦（えんばく）でも玉蜀黍（とうもろこし）でもちっとも惜しまず... 私も彼には燕麦でも玉蜀黍でもちっとも惜しまずの読み方
ルナール　Jules Renard 岸田国士訳「博物誌」

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