...問 彼は予が詩集を贈らざりしに怨恨(えんこん)を含めるひとりなるべし...
芥川龍之介 「河童」
...怨恨(えんこん)の毒ながすなるくち蝮(ばみ)を掩(おほ)はむためのすさびかな...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...上昇延刻(えんこく)その「火の玉」少尉は...
海野十三 「空中漂流一週間」
...原因は勤務上の怨恨(えんこん)又は...
海野十三 「爬虫館事件」
...これは水鉛鉱(すいえんこう)だ...
海野十三 「什器破壊業事件」
...彼女の方でも嫌悪と怨恨(えんこん)のごちゃまぜになった眼で夫を睨み返した...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「富籤」
...蛇を怖れるは猿猴(えんこう)の類に限る...
寺田寅彦 「話の種」
...自分にとって苦痛だった多くの公演にたいする怨恨(えんこん)があった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...怨恨(えんこん)または感謝の念を知らず...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大塩湖(だいえんこ)の干上(ひあが)った塩床が...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...「猿?」「猿公(えんこう)だよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あなたが極く僅かな縁故(えんこ)を云ひたてゝ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...――憎悪(ぞうお)というほどではない短気な怨恨(えんこん)もあり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...日本太郎の針金渡りは猿猴(えんこう)栄次のイミテーションであると教えていただいた...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...東曹(とうそう)の掾公悌(えんこうてい)は...
吉川英治 「三国志」
...――徐盛を捕えんこと掌(たなごころ)であろう」と...
吉川英治 「三国志」
...盧員外(ろいんがい)(俊儀のこと)の縁故(えんこ)の者じゃあねえのかい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鬼神(きしん)に事(つか)えんことを問う...
和辻哲郎 「孔子」
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完全断交