例文・使い方一覧でみる「えり」の意味

...黄金丸が帰着（かえり）を待ちわびけん... 黄金丸が帰着を待ちわびけんの読み方
巌谷小波「こがね丸」

...途中の山城（やましろ）の乙訓（おとくに）というところまでかえりますと... 途中の山城の乙訓というところまでかえりますとの読み方
鈴木三重吉「古事記物語」

...彼は子供が横翻筋斗（よことんぼがえり）をうつのを半分でやめるような恰好に幾度か大きくキリキリ舞をした... 彼は子供が横翻筋斗をうつのを半分でやめるような恰好に幾度か大きくキリキリ舞をしたの読み方
チェスタートン　Chesterton 直木三十五訳「サレーダイン公爵の罪業」

...二重廻（にじゅうまわし）やコートや手袋（てぶくろ）襟巻（えりまき）に身を粧（よそお）うことは... 二重廻やコートや手袋襟巻に身を粧うことはの読み方
永井荷風「雪の日」

...一ぺんに生きかえりました... 一ぺんに生きかえりましたの読み方
新美南吉「いぼ」

...金の欲しさに他を顧（かえり）みる暇（いとま）のないモーツァルトは... 金の欲しさに他を顧みる暇のないモーツァルトはの読み方
野村胡堂「楽聖物語」

...万葉の歌に「東の野に陽炎（かげろう）の立つ見えて顧（かえり）みすれば月傾きぬ」というのがある... 万葉の歌に「東の野に陽炎の立つ見えて顧みすれば月傾きぬ」というのがあるの読み方
萩原朔太郎「郷愁の詩人　与謝蕪村」

...ムッとした顔で顎十郎のほうへ振りかえり... ムッとした顔で顎十郎のほうへ振りかえりの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...中川妹を顧（かえり）み「お登和や... 中川妹を顧み「お登和やの読み方
村井弦斎「食道楽」

...どうぞおかえりを――」彼女はそういうと... どうぞおかえりを――」彼女はそういうとの読み方
室生犀星「花桐」

...男は稼がなければならぬので思いを残しながら振りかえり振りかえり立ち去った...
矢田津世子「鴻ノ巣女房」

...省（かえり）みられなかった大切な見落しがある... 省みられなかった大切な見落しがあるの読み方
柳田国男「木綿以前の事」

...――煙に閉ざされた谷を見かえりながら... ――煙に閉ざされた谷を見かえりながらの読み方
山本周五郎「風流太平記」

...襟元（えりもと）を引き合わせて立ち止まった... 襟元を引き合わせて立ち止まったの読み方
夢野久作「白菊」

...呉の殺（さつ）に遭えり... 呉の殺に遭えりの読み方
吉川英治「三国志」

...心頭（しんとう）を滅（めっ）すれば火も涼（すず）し――と快川和尚（かいせんおしょう）は恵林寺（えりんじ）の楼門（ろうもん）でさけんだ... 心頭を滅すれば火も涼し――と快川和尚は恵林寺の楼門でさけんだの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...かえりみなかった... かえりみなかったの読み方
吉川英治「平の将門」

...蓮忍はその体（てい）をふしぎそうに見ていたが――自分にもあった少年の日の感傷を顧（かえり）みて... 蓮忍はその体をふしぎそうに見ていたが――自分にもあった少年の日の感傷を顧みての読み方
吉川英治「源頼朝」

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