...うんとこ食べていた」と白髪の村医は笑った...
犬田卯 「米」
...博士がうんといえば...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...弾丸もうんとある...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...うんと云わせるんなら...
直木三十五 「南国太平記」
...うんと力を入れて踏ん込んだやうな山の脚に從つてこゝも坂路はゆるやかである...
長塚節 「旅の日記」
...実際に物を作りそして金もうんと儲(もう)けようという決心を一時的にしたことがあった...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...これから若い人がうんと出て...
野村胡堂 「胡堂百話」
...お神樂(かぐら)の清吉をうんと働かせて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんな性の悪いのがうんとあったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金がうんとあつて太つ腹で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いいフイルムを見たときにつうんとくる涙つぽい種類の快よさであつた...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...彼はうんともすんともいわなかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...うんと賑やかに蓋をあけさせるようにしてやって下さいましよ」そんな風に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ただ耕一は昨日又三郎にあんなひどい悪戯(いたずら)をされましたのでどうしても今日は遭(あ)ってうんとひどくいじめてやらなければと思って自分一人でもこわかったもんですから一郎をさそって朝の八時頃(ごろ)からあの草山の栗の木の下に行って待っていました...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...日本では殿様がうんと権力をもっていた...
宮本百合子 「幸福の建設」
...ここでもうんと稼いでただ...
山川方夫 「その一年」
...これの工人もこの中でうんと遊んでいるのだった...
吉川英治 「正倉院展を観る」
...どうんと、弾は空へ走って、ただ大きな谺(こだま)を呼んだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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