...狒々(ひひ)や巨蛇(うわばみ)なら...
泉鏡花 「活人形」
...数丈のうわばみがぺろぺろ赤い舌を出し...
岩野泡鳴 「耽溺」
...うわばみの赤い舌がぺろぺろ僕の目の前に見えるようだ...
岩野泡鳴 「耽溺」
...スマトラに三年も居て蟒(うわばみ)と交際(つきあ)いをしていたんです...
海野十三 「爬虫館事件」
...この蟒(うわばみ)は人間を呑みますか」「呑まないとは保証できませんが...
海野十三 「爬虫館事件」
...彼が飼育している蟒(うわばみ)に一部分喰わしてしまったのであろう...
海野十三 「爬虫館事件」
...蟒(うわばみ)の腹腔(ふくこう)に穴をあけ...
海野十三 「爬虫館事件」
...筋骨逞しい裸体の巨漢が蟒(うわばみ)に巻き付かれて凄じい形相をして居る彫刻の傍に...
谷崎潤一郎 「少年」
...山奥に棲む蟒(うわばみ)のように...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...蟒蛇(うわばみ)の頭...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...兵士らは蟒蛇(うわばみ)のごとくひそかに防寨に押し寄せた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...穴が蟒蛇(うわばみ)の目玉のように光っている...
夏目漱石 「三四郎」
...岩見重太郎(いわみじゅうたろう)が大刀(だいとう)を振り翳(かざ)して蟒(うわばみ)を退治(たいじ)るところのようだが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...※蛇(うわばみ)の類にして四足あるものなり...
南方熊楠 「十二支考」
...長数十丈なる一大蟒蛇(うわばみ)を見出し殺した(『淵鑑類函』四三九)...
南方熊楠 「十二支考」
...アラそれはお父ちゃまて云われないからね」「それゃそうかもしれない」「私はもううわばみ元気が抜けたから片づけはきらいになっちゃった」ウワバニンとかいう砒素の薬(それをうちはウワバミというのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「うわばみみてえな恰好をしてやがっておきぬもすさまじい...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...毒どくしい蟒蛇(うわばみ)の眼のように大きく飛び出して来た...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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