...もし手術中にはしたない囈言(うわごと)でもいってそれを愛子に聞かれたら...
有島武郎 「或る女」
...うわごとのように言った言葉の謎を...
海野十三 「火星兵団」
...うわごとをいっているように響いた...
海野十三 「地獄の使者」
...譫言(うわごと)かなにかのように何遍も何遍もくりかえして呟(つぶや)いた...
海野十三 「獏鸚」
...それを確めて見なければならないのです」譫言(うわごと)の様に云いながら...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...うわごとに似たとりとめない独(ひと)り言(ごと)を呟(つぶや)いて...
太宰治 「母」
...妻ノアノ譫語(うわごと)モ同ジ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...姉ちゃん」と譫言(うわごと)みたいにいいっづけて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「お譫言(うわごと)が...
直木三十五 「南国太平記」
...水」譫言(うわごと)のように言いつづけたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...斬りゃがったな」がんりきの譫言(うわごと)は嵩(こう)じてくる...
中里介山 「大菩薩峠」
...妙な囈語(うわごと)を云ったがね」と云った...
夏目漱石 「行人」
...――だからここへくるみちのさまざまな現象――恋人についてうわごとを言った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...痴呆状態とうわごとと交々現わる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...きっと熱のために云ううわごとでしょう...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...神経性の熱を四十度も出しやがって譫言(うわごと)ばかり……」「どんな譫言を……」と私は急に真面目になって問うた...
夢野久作 「暗黒公使」
...わしは囈言(うわごと)をいうたかの」「国舅……」と...
吉川英治 「三国志」
...何しに来た?」と譫言(うわごと)に言ったり...
吉川英治 「私本太平記」
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