...黒釉薬(くろうわぐすり)の茶わんは黒塗りの茶入れとともに用いてはならぬ...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...その下の棚に青い釉薬(うわぐすり)のかかった...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...布治名(ふじな)焼のうわぐすりは少しざらついていたが...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...春の曙(あけぼの)を思わせる釉(うわぐすり)の流れ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...釉薬(うわぐすり)を流した黒い湖の面に...
久生十蘭 「肌色の月」
...赤いうわぐすりをかけた瓦(かわら)を...
宮沢賢治 「シグナルとシグナレス」
...その材料にはどんな釉(うわぐすり)が合うか...
柳宗悦 「雲石紀行」
...大体釉薬(うわぐすり)に特色があり...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...素地とか釉薬(うわぐすり)とか...
柳宗悦 「工藝の道」
...素地もよく釉薬(うわぐすり)もよい...
柳宗悦 「工藝の道」
...上に釉薬(うわぐすり)を施さず焼締(やきし)めたもので...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...釉薬(うわぐすり)も何も施さない土焼(どやき)のものを焼きます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...それが全部上釉(うわぐすり)のある赤瓦なのですから見事なものであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「南蛮(なんばん)」といって上釉(うわぐすり)のないものと...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...用いる釉薬(うわぐすり)は他に例がなく...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...出来上ったものが即ち銅の釉薬(うわぐすり)である...
柳宗悦 「日田の皿山」
...色鍋島(いろなべしま)の錦付(にしきつけ)や釉薬(うわぐすり)の秘法を盗みに来たやつに相違ありません」「しかし百助...
吉川英治 「増長天王」
...まだ火も釉薬(うわぐすり)もかけぬ素泥(すどろ)の皿...
吉川英治 「増長天王」
便利!手書き漢字入力検索