...かの女が部屋(へや)をうろうろと逃(に)げまどうと...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...うろうろと死人のそばをよろめき歩くばかりで...
江戸川乱歩 「影男」
...藤さんはまだうろうろと立っている...
鈴木三重吉 「千鳥」
...今もうろうろとそこを歩いているのは...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中野鈴子 「方向」
...あわれっぽいようすでうろうろと求婚者をさがしまわる...
久生十蘭 「だいこん」
...うろうろと窓の下へでも近づいて見ろ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...うろうろと原野をさまよい...
本庄陸男 「石狩川」
...どつか隠して置きたいもんだ」とうろうろと上手を見廻し...
三木竹二 「いがみの権太」
...うろうろとしているのを見たものですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...うろうろとそちらこちらを叩きまわす...
山本周五郎 「山彦乙女」
...伊兵衛もそこでうろうろと...
吉川英治 「江戸三国志」
...卯木……」また外へ出て、うろうろと、苫の外を巡り巡り、水へ向って、声をからした...
吉川英治 「私本太平記」
...面目なげにうろうろとしていた...
吉川英治 「親鸞」
...うろうろと乞食するがやっとの行(ぎょう)で...
吉川英治 「親鸞」
...飯屋の外をうろうろと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...私は長いことうろうろと探し求めた...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...家の中をうろうろと捜してみたが...
蘭郁二郎 「魔像」
便利!手書き漢字入力検索