...あちこちとうろうろしたり...
大杉栄 「日本脱出記」
...三日もかかってうろうろしながら...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...車よせのそばをうろうろしていた人びとをのみこんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...怪しい奴がうろうろしておらなんだか」「一向に...
直木三十五 「南国太平記」
...世の中をうろうろしていた...
夏目漱石 「明暗」
......
野口雨情 「雨情民謡百篇」
...さうして乞食どものうろうろするどこかの遠い港の波止場で海草の焚けてる空のけむりでも眺めてゐよう...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...その廻りをうろうろ廻ったりして慟哭(どうこく)しつづけ...
長谷川時雨 「松井須磨子」
... 雪のなかを うろうろ...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...只そのまはりをうろうろと歩いてゐただけだつた...
堀辰雄 「黒髮山」
...からす猫がうろうろしてゐた...
堀辰雄 「旅の繪」
...まだうろうろしている昨日までの大名を見て取った...
本庄陸男 「石狩川」
...まる二日外にうろうろしていたわけなんだなあ」中尾は自分で茶を淹れて...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...こんな所をうろうろなさるはずはあンめい」「嘘かほんとか...
吉川英治 「私本太平記」
...うろうろしたりしているのは又右衛門夫婦であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぼんやり顔でうろうろ歩いていてみな...
吉川英治 「宮本武蔵」
...又八さん、そこに立っていると、わたしも見つかるし、おまえも酷(ひど)い目に遭うから隠れて下さいよ!」「――なに、そいつが来たと?」又八は、うろうろして、態度を決しかねていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...家の中をうろうろと捜してみたが...
蘭郁二郎 「魔像」
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