...まだ植込みの辺(あたり)にうろうろしているのか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...猟犬を連れてうろうろする人達が多くなつた...
薄田泣菫 「茶話」
...彼(かれ)は半年(はんとし)も無職(むしょく)で徘徊(うろうろ)してただパンと...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...喚(わっ)という声ばかりに菊之助の息絶え、異様の叫びを聞いて夫婦は顔を見合せて家に駈け戻れば、吉兵衛うろうろ、子供は盥の中に沈んで、取り上げて見ればはや茹海老(ゆでえび)の如く、二目と見られぬむざんの死骸(しがい)、お蘭はこけまろびて、わが身に代えても今一度もとの可愛い面影(おもかげ)を見たしと狂ったように泣き叫ぶも道理、呆然(ぼうぜん)たる猿を捕えて、とかく汝(なんじ)は我が子の敵(かたき)、いま打殺すと女だてらに薪(まき)を振上げ、次郎右衛門も胸つぶれ涙とどまらぬながら、ここは男の度量、よしこれも因果の生れ合せと観念して、お蘭の手から薪を取上げ、吉兵衛を打ち殺したく思うも尤(もっと)もながら、もはや返らぬ事に殺生(せっしょう)するは、かえって菊之助が菩提(ぼだい)のため悪し、吉兵衛もあさましや我等(われら)への奉公と思いてしたるべけれども、さすが畜生の智慧(ちえ)浅きは詮方(せんかた)なし、と泣き泣き諭(さと)せば、猿の吉兵衛も部屋の隅(すみ)で涙を流して手を合せ、夫婦はその様を見るにつけいよいよつらく、いかなる前生の悪業(あくごう)ありてかかる憂目(うきめ)に遭うかと生きる望も消えて、菊之助を葬(ほうむ)った後には共にわずらい寝たきりになって、猿の吉兵衛は夜も眠らずまめまめしく二人を看護し、また七日々々にお坊ちゃんの墓所へ参り、折々の草花を手折って供え、夫婦すこしく恢復(かいふく)せし百日に当る朝、吉兵衛しょんぼりお墓に参って水心静かに手向け、竹の鉾(ほこ)にてみずから喉笛(のどぶえ)を突き通して相果てた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...うろうろ戸外を這(は)いまわらなければならなくなるのだ...
太宰治 「親友交歓」
...(肩をゆすぶる)(野中)(なかば、うわごとの如く)殺せ! うるさい! あっちへ行け!奥田教師、上手(かみて)より、うろうろ登場...
太宰治 「春の枯葉」
...犬が一匹うろうろしている...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...変な浪人がうろうろするし――」大家は...
直木三十五 「南国太平記」
...うろうろ徘徊(はいかい)している人相(にんそう)の悪い車夫(しゃふ)がちょっと風采(みなり)の小綺麗(こぎれい)な通行人の後(あと)に煩(うるさ)く付き纏(まと)って乗車を勧(すす)めている...
永井荷風 「すみだ川」
...お家の裏の方にうろうろしている人影がありましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...うろうろする黒きものを...
夏目漱石 「一夜」
...部屋中をうろうろし...
火野葦平 「花と龍」
...なにを毎日うろうろしているんだ」「うろうろなんかしませんよ」万三郎はむっとふくれた...
山本周五郎 「風流太平記」
...うろうろしながら笑っているだけだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...」「あなたがたうろうろなすってらっしゃるの...
横光利一 「旅愁」
...彼はうろうろした...
吉川英治 「黒田如水」
...蹌々踉々(そうそうろうろう)の足どりのまに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ぼんやり顔でうろうろ歩いていてみな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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