...』と守護霊(しゅごれい)さんはいつもの控(ひか)え勝(が)ちな態度(たいど)の中(うち)にも心(こころ)からのうれしさを湛(たた)え...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ただ愛子だけは少しもうれしさを見せないで...
有島武郎 「或る女」
...あたらしきサラドの色のうれしさに...
石川啄木 「悲しき玩具」
...うれしさうにうたつてゐる声が聞えました...
鈴木三重吉 「一本足の兵隊」
...彼女はそれを訪問した私に見せるのが何よりもうれしさうであつた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...彼女は幼い初恋のうれしさに浸り込んだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何をきいてもみんなたゞうれしさうに笑つてゐます...
豊島与志雄 「スミトラ物語」
...眼はうれしさのあまり潤んでいました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...非常にうれしさうで...
林芙美子 「婚期」
...うれしさも悲しさも...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...自由になったうれしさに...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...肉親の側近くにたどりついたと思ううれしさと...
本庄陸男 「石狩川」
...つゝじ咲(さい)て石うつしたる嬉しさよ更衣(ころもがへ)八瀬(やせ)の里人ゆかしさよ顔白き子のうれしさよ枕蚊帳(まくらがや)五月雨(さつきあめ)大井越えたるかしこさよ夏川を越す嬉しさよ手に草履小鳥来る音嬉しさよ板庇(いたびさし)鋸(のこぎり)の音貧しさよ夜半の冬のごときこれなり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...きのうなど、その心持よさ、うれしさ、充実したたっぷりさで感動しながら雨の中を原っぱをぬけました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」彼女はうれしさうに息をせいせいついて『少女世界』を見せました...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...うれしさにふるえていました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...親の讐(かたき)をいま見るうれしさ...
吉川英治 「三国志」
...うれしさや間(ま)の悪さや...
吉川英治 「新書太閤記」
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