...眼(め)が覚(さ)めたか?――そう言葉(ことば)をかけられた時(とき)のうれしさ!俺(わし)はてっきり自分(じぶん)を救(すく)ってくれた恩人(おんじん)であろうと思(おも)って...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ありがとう」山木はびっくりとうれしさとで...
海野十三 「火星探険」
...うれしさのあまりに口がきけなくて...
鈴木三重吉 「湖水の女」
...睦子はうれしさのあまり逆上したのか...
太宰治 「冬の花火」
...朝湯朝酒のうれしさ...
種田山頭火 「道中記」
...限りないうれしさが胸いっぱいになった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それだけに盃をあげる名人のうれしさは...
野上彰 「本因坊秀哉」
...うれしさのあまり眼を輝かせました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...非常にうれしさうで...
林芙美子 「婚期」
...肉親の側近くにたどりついたと思ううれしさと...
本庄陸男 「石狩川」
...からき命を助かりて帰りし身の衰へは只此うれしさに勝たれて思はず三逕就荒(さんけいしゅうこう)と口ずさむも涙がちなり...
正岡子規 「小園の記」
...「あのような方に御贔屓うけるわしのうれしさを兄さんにも...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...闇太郎のうれしさ! 見よ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そのうれしさというものも感じます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...またうれしさの余りというような狂喜の態(てい)を発したのだった...
吉川英治 「大岡越前」
...ホーちやんは餘りうれしさうでもなく「六百八十圓」と答へた...
吉川英治 「折々の記」
...独楽(こま)をもらったうれしさに昂奮(こうふん)して...
吉川英治 「神州天馬侠」
...うれしさやら口惜しさやらで...
吉川英治 「新書太閤記」
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