...それでも私の貧弱な「山の図書」が一冊増したと思えばうれしい...
石川欣一 「可愛い山」
...一旦これで遊んだものは終生「虫喰ひ算」のうれしい味を忘れ得ないであらう...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...何か非常にうれしいことでもある様子だった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...うれしいと思っている...
太宰治 「パンドラの匣」
...よろしいな、うれしいな、飲む、食べる、饒舌る、笑ふ、とかくするうちに、樹明君もやつてくる、焼松茸、ちり、追加一升、柿、等々々...
種田山頭火 「其中日記」
...Kからうれしい手紙...
種田山頭火 「旅日記」
...恋はうれしい、嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ...
夏目漱石 「草枕」
...『快樂』などゝ云ふ言葉ではない――本當にうれしい響だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...これはぼくのいちばんうれしいときで...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...それを思いついて私たちはうれしい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何とうれしいでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...思いがけないうれしいこと伺って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ひとのよろこびを与えてやるのもうれしいというものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...珍しくてうれしいであろうと思召(おぼしめ)されるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...冷泉(れいぜい)院の女一(にょいち)の宮(みや)と結婚ができたらうれしいであろうと匂宮(におうみや)がお思いになるのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お燗がいいようよ」九「おしのさんが泊るなんてうれしいじゃないの」と菊太郎が云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ああ、うれしい...
吉川英治 「私本太平記」
...もうすぐここを立つんだろ」「まだいるらしいよ」「一年も二年も泊っているとうれしいんだけど……」馬糧小屋(まぐさごや)の馬糧の中へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索