...世(よ)にもうれしい事(こと)の限(かぎ)りでした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...私(わたくし)は勿体(もったい)ないやら、うれしいやら、それに又(また)遠(とお)い地上生活時代(ちじょうせいかつじだい)の淡(あわ)い思(おも)い出(で)までも打(う)ち混(まじ)り、今更(いまさら)何(なん)と言(い)うべき言葉(ことば)もなく、ただ泪(なみだ)ぐんでそこに立(た)ち尽(つく)したことでございました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...こんなうれしいことはない...
海野十三 「怪塔王」
...」「わたし、うれしいですわ...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...少しもうれしいような顔をせず...
太宰治 「貨幣」
...ちょうどお酒が在るとき、ふらと、親しい人がたずねて来てくれたら、実に、うれしい...
太宰治 「酒ぎらい」
...うれしいか、あはははは」と菓子の瓶(びん)を見せながら「かあさんはどうした? まだ客か? 伯母様がもうお帰りなさる、とそう言って来い」出(い)で行く子供のあと見送りながら、主人中将はじっと水色眼鏡の顔を見つめて、「じゃ幾の事はそうきめてどうか角立(かどだ)たぬように――はあそう願いましょう...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...そしたらどんなにうれしいでしょう!」「明日(あした)来たまえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...うれしい仕事が一つふえました...
豊島与志雄 「ふしぎな池」
...「生きて会えるとは思っていなかったの……うれしい……あたし...
久生十蘭 「あなたも私も」
...どんなにうれしいだろう」しかし...
久生十蘭 「虹の橋」
...ただうつくしいとか奇麗とかうれしいとか楽しいとかいう語を著(つ)くると著けぬとの相違に候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...うれしい方がおいでになりましたね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...化粧でどうしようともしないほど私の心が信じられているのがうれしい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」「ぢや帰るのがうれしいんですね...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...私は狼のお役に立つよりも人間のお役に立った方がうれしいと思います」...
夢野久作 「人形と狼」
...ああ、うれしい...
吉川英治 「私本太平記」
...こんなうれしいことは」「無用じゃ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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