例文・使い方一覧でみる「うら若い」の意味

...まだうら若いなめらかな頬（ほお）を伝った... まだうら若いなめらかな頬を伝ったの読み方
有島武郎「或る女」

...自分の信奉する説を一人にだも多く――うら若い婦人に対してすらも――講演して新らしい思想を鼓吹する機会を得たのを喜んで応じたのであるから...
内田魯庵「二葉亭四迷の一生」

...このうら若い娘を気違いにしたのだ... このうら若い娘を気違いにしたのだの読み方
江戸川乱歩「鬼」

...こんな事がいつかあるのだという妙な予感を持って居りましたわ」このうら若い未亡人は...
江戸川乱歩「恐怖王」

...うら若い女の身で... うら若い女の身での読み方
高見順「いやな感じ」

...四　困窮の中に咲ける薔薇（ばら）まだうら若い娘がひとり... 四　困窮の中に咲ける薔薇まだうら若い娘がひとりの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...うら若い娘の声で... うら若い娘の声での読み方
中里介山「大菩薩峠」

...而も未だうら若い青年である... 而も未だうら若い青年であるの読み方
浜尾四郎「夢の殺人」

...いま夢中で『嘔吐』を読んだ日本のうら若い一人の青年が... いま夢中で『嘔吐』を読んだ日本のうら若い一人の青年がの読み方
原民喜「ある手紙」

...この像のまだうら若い少女のような魅力もその底に一種の犯し難い品を帯びてくる...
堀辰雄「大和路・信濃路」

...その羅ものの底から、体のうら若い、敏捷な態度が、隠顕出没して、秘密げに解け流れる裸形（らけい）になつて見えるやうである...
アルベエル・サマン　Albert Samain 森林太郎訳「クサンチス」

...一つは文學で身を立てようと思ふうら若い女の一心からであつたのでせう...
森田草平「「青白き夢」序」

...まだうら若い貴殿を... まだうら若い貴殿をの読み方
吉川英治「剣難女難」

...いとうら若い女房でもありますゆえ」「思えば... いとうら若い女房でもありますゆえ」「思えばの読み方
吉川英治「私本太平記」

...まだうら若い女性（にょしょう）の住む局（つぼね）だろうか... まだうら若い女性の住む局だろうかの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...うら若い淀君（よどぎみ）とかいう美女が侍（かしず）くようになって... うら若い淀君とかいう美女が侍くようになっての読み方
吉川英治「日本名婦伝」

...うら若い姉妹（きょうだい）の白拍子が... うら若い姉妹の白拍子がの読み方
吉川英治「源頼朝」

...さて幕が開いてうら若いジュリエットが姿を舞台に現わすに及んでドリアンは思わず歓声を洩した...
渡辺温「絵姿」

👨話題の人々👩