...裏手(うらて)の某邸(ぼうてい)の廣(ひろ)い地尻(ぢじり)から...
泉鏡太郎 「十六夜」
...神社のうらてに出ました...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...銀一君の手をとって神社のうらてのほうへ...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...うらてのコンクリートべいの下に...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...養鷄所(やうけいじよ)の裏手(うらて)の萱原(かやはら)の中(なか)を...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...わたしは打穀場(だこくば)のうらてをぬけて谷(たに)へくだり...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「百姓マレイ」
...町の裏手(うらて)に山がありまして...
豊島与志雄 「人形使い」
...午頃(ひるごろ)まで長吉(ちやうきち)は東照宮(とうせうぐう)の裏手(うらて)の森の中で...
永井荷風 「すみだ川」
...歩いて行(ゆ)く中(うち)いつか浅草公園の裏手(うらて)へ出た...
永井荷風 「すみだ川」
...破(やぶ)れた塀(へい)から裏手(うらて)の乱塔場(らんたふば)がすつかり見える...
永井荷風 「すみだ川」
...刑事(けいじ)が宗助(そうすけ)の家(いへ)の裏手(うらて)から崖下(がけした)を檢(しら)べに來(き)たが...
夏目漱石 「門」
...杉作の家のうらてには...
新美南吉 「いぼ」
...学校のうらてへむかって一直線に走っている細い道に出たとき...
新美南吉 「川」
...絶壁に夕日うらてる紅葉かな裏表きらり/\と散紅葉山はくつ日のてりわける紅葉かな帰る人毎に紅葉一枝の夕日を荷ふて宵月の尾の上にかゝる頃日光町に着きたり...
正岡子規 「日光の紅葉」
...裏手(うらて)をながるる水勢のしぶきのうちに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...はやく頭領(とうりょう)をつれてこっちへ逃げておいでなさい」まっ暗な裏手(うらて)に飛びだして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そこは奉行(ぶぎょう)小屋の裏手(うらて)らしく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...裏手(うらて)へまわってきそうな気(け)ぶり...
吉川英治 「神州天馬侠」
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