...「お前は仲々笛がうまいな...
芥川龍之介 「犬と笛」
...御身(おんみ)近うまいる事もかない申さぬ...
芥川龍之介 「道祖問答」
...一番うまいのはカンガルーの燻製ですな...
海野十三 「共軛回転弾」
...体重九〇ポンド)をつかうのがうまいんだよ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...奴豆腐で一本、豆腐はうまい、いつたべてもうまい、酒は時としてにがいけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...貧乏、貧乏、寒い寒い、食慾、食慾、うまいうまい...
種田山頭火 「其中日記」
...多くの国民に民間説話があり神話があることを知るものは何人も然りとはいうまい...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...要するに真剣にはたらいたあとの一服が一番うまいということになるらしい...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...それを僕がわざわざ出張するくらい両親が気を揉(も)んでるのは本人が寒月君に意があるからの事じゃあないか」と鈴木君はなかなかうまい理窟をつけて説明を与える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...夢々疑うまいぞ...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...何かうまい工夫で障子を締め...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まつたく本局勤めなんてどこが好いだらう――うまい儲け口なんか一つとしてありやしない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...命惜しとも思うまい...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...此処は中々うまい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一度此方へ帰つて来て――」何かうまい口実は見つからないものかと彼が思ひ惑うてゐるうちに...
牧野信一 「渚」
...言うまいと思っていたのに...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...世帯のきりまわしもうまいので...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「こう不印(ふじるし)ではうまい酒にもありつけない」小六は銭笊(ぜにざる)を振って...
吉川英治 「剣難女難」
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