...時になかなか一寸したうまい観察もするし...
宇野浩二 「質屋の主人」
...うまいかくればしょだったね...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...アボットはうまい所へ気づいたものだと思う...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...まづい物よりもうまいものがすきである...
薄田泣菫 「茶話」
......
高見順 「死の淵より」
...これは映画の草昧(そうまい)時代において...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...思うまいとしてもまたいつしかその方へ考えが向いていった...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...うまい御馳走もたくさんあるよ...
豊島与志雄 「竜宮」
...ここでも吹込みの新しいビクターのケルより遙(はる)かにうまい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...誰やらがうまいことを言つてゐた...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...壁で死ぬとはおもうまい」って...
正岡容 「小説 圓朝」
...その跡を追うまいと諦めた...
松永延造 「職工と微笑」
...」「僕がうまいこと考えたよ...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...自分だけでも結婚しての苦を味わうまいといよいよ薫の望むことに心の離れていく大姫君であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「母さんは一日として泣かない日はないくらいでしたよ」これもたいへんうまい...
山本周五郎 「思い違い物語」
...うまいことを思いつきましてね」久しぶりの酒で...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...将来の提携だけは失うまいとしていた道誉だったのである...
吉川英治 「私本太平記」
...兄(にい)さんは、どう……?兄貴のフェリックス――それが、うまい工合に、今朝、先生が宿題を出すのを忘れたんだよ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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