...小女房(こねうばう)に上つて居りましたが...
芥川龍之介 「地獄変」
...象貌(しやうばう)の奇古(きこ)な沙門(しやもん)である...
芥川龍之介 「酒虫」
...僕の前途は遙(はる)かに渺茫(べうばう)たるものであり...
芥川龍之介 「風変りな作品に就いて」
...女房(にようばう)も一(ひと)ツ世帶(しよたい)でお互(たがひ)である...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...唯(たゞ)女房(にようばう)を偲(しの)ぶべき夜半(よは)の音信(おとづれ)さへ...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...眼路(めぢ)眇茫(べうばう)として極(きはみ)無く...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...あやしい火はばうばうともえて...
大手拓次 「藍色の蟇」
...ひとのいのちをうばうことがせんごくの世のならいなればとて...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...えゝ鹽梅(あんべえ)のが有(あ)んだが後(あと)持(も)つてもよかねえかえ」と彼(かれ)に女房(にようばう)を周旋(しうせん)しようといふ者(もの)はお品(しな)が死(し)んでから間(ま)もなく幾(いく)らもあつた...
長塚節 「土」
...毎日(まいにち)さうして歩(ある)いて居(ゐ)た女(をんな)が知(し)りたがり聞(き)きたがる女房等(にようばうら)の間(あひだ)に...
長塚節 「土」
...「何處(どこ)にもさういに掛(か)けるもな有(あ)んめえな」女房(にようばう)の一人(ひとり)が見(み)て居(ゐ)ていつた...
長塚節 「土」
...女房等(にようばうら)は復(ま)た竊(ひそか)に袂(たもと)で口(くち)を掩(おほ)うた...
長塚節 「土」
...其(そ)の頃(ころ)暑(あつ)さに向(む)いて居(ゐ)た所爲(せゐ)でもあつたが女房(にようばう)はそれを苦(く)にし始(はじ)めてからがつかりと窶(やつ)れたやうに見(み)えた...
長塚節 「土」
...狼(おほかみ)の遠吠見たいな聲を出させるんですもの」お組はチラリと鋒鋩(ほうばう)を出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人が人の命をうばうというおそろしい行為でその罪を罰したところで...
宮本百合子 「新しい潮」
...網舫(まうばう)の詩は七絶...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...公私※忙(そうばう)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...女房(にようばう)と相談(さうだん)してゐると...
森鴎外 「寒山拾得」
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