...ひとえに目を見据えて言うのみであった...
泉鏡花 「悪獣篇」
...ただに日本人固有の精神を失うのみならず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...摂政宮(せっしょうのみや)殿下が御安全でいらせられるということは早く一日中に拝聞して...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...どこへか遠く漂泊し去つたというのみでそれ以上...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...白砂糖にまぶして三十六尾(ぴき)まで蛞蝓を鵜呑(うのみ)にしたといふ男で...
薄田泣菫 「茶話」
...また必ずしも諦観を諷うのみが俳句ではない...
高浜虚子 「俳句への道」
...それから太平記の大塔宮(だいとうのみや)熊野(くまの)落ちの条下に出て来る竹原八郎の一族...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...いっこうのみ込めず...
中里介山 「大菩薩峠」
...ツルリツルリと抜けられてしまうのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔しながらの微(かす)かな声が彼の耳を襲うのみである...
夏目漱石 「幻影の盾」
...これによってただに北国の貧村が潤(うるお)うのみでなく...
柳宗悦 「蓑のこと」
...悠々(ゆうゆう)老いを養うのみだ」――と...
吉川英治 「三国志」
...きょうのみ見えなかったのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...士気を失うのみで...
吉川英治 「新書太閤記」
...安徳帝の事蹟をそのままうのみにも出来ないのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...おいくさんの長男ではないか」と云うのみで...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...啻にすべての通常の支出を支払うのみならず...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...他方は四・四分の一%をほとんど越えない利子を支払うのみである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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